「朝米双方は十分な一致を見た、作業に再び着手する」 米国務長官

アメリカのポンペオ国務長官が28日(現地時間)、ベトナムのハノイを離れフィリピンのマニラに移動する専用機の中で記者たちに、2回目の朝米首脳会談と関連、朝米双方が達成しようとすることについて十分な一致を見たと楽観的な見通しを示した。

彼はまた、両首脳は核・ミサイル実験停止と大規模な米韓合同軍事演習の停止の継続を約束したとしながら、これは今後を見据えても良いことであり、朝米間の柱、土台として残っていると強調した。

彼は「(朝米が)今後どのように進むかについての理論(theory)が必要であり、それがあると確信している」「双方は互いに達成しようとするものの間の十分な一致(congruence)を見た」「私は両指導者の善意(goodwill)を見ただけに、それを実行することを希望する」と強調した。

ポンペオ長官はまた、今回の首脳会談が「ある程度の進展を成し遂げたが、期待していたとおりは進まなかった」と指摘、「多くの準備作業を経たし、我々は、今回の結果が出る可能性にも準備ができていたし、明日すぐに、この作業に再び着手する」と明かした。

彼は「過去60〜90日間、実務級で道を整理した後、両首脳が会った時にもう一度大きくスイングすることを期待したし、そのようになったと思う」「我々は、進展を成し遂げたが、期待したほど先に進むことができなかった」と説明した。

また、「最終段階で声明に署名することを正当化するのに十分な進展を作ることができる事をとても期待していたが、そうならなかった」「大統領が、その(合意見送り)決定を下した」と話した。

ポンペオ長官は「金正恩委員長が非核化する準備が完全にできているという言葉を繰り返し、核とミサイル実験をしないという約束も重ねた」「これは良いことであり、柱であり土台として残っている」と強調した。

それとともに「トランプ大統領も、大規模な(軍事)訓練をしない約束を持続させた」「まだ、途轍もなく長い間続いてきた問題の解決を、進展させることができるという信念を持つ根拠がある」と述べた。

彼はまた「この過程で最も大きな課題は非核化の達成であり、これが会話の目的」「結局、これにより、朝鮮半島には平和と安定を、朝鮮の人民には明るい未来を提供するだろうが、まだすることが多い」と語った。

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元記者。 過去に平壌特派員として駐在した経験あり。 当時、KEDOの軽水炉建設着工式で、「星条旗よ永遠なれ」をBGMとして意図的に流しながら薄ら笑いを浮かべていた韓国側スタッフに対し、一人怒りを覚えた事も。 朝鮮半島、アジア、世界に平和な未来が訪れんことを願う、朝鮮半島ウォッチャー。 現在も定期的に平壌を訪問している。