「敵対関係の終息と新しい平和の時代の本格的な開始を宣言」 板門店朝米首脳会談、文大統領が見解

韓国の文在寅大統領は2日午前、韓国大統領府(青瓦台)で開かれた第26回閣僚会議の冒頭発言で「前の日曜日、私たち国民と全世界の人々は、板門店で起こる歴史的な場面を見ていた」「停戦協定66年ぶりに、史上初めて当事国である朝鮮と米国の首脳が軍事境界線で両手を取って握手し、米国の首脳が特別警護措置なしに朝鮮の首脳の案内で軍事境界線を越えて朝鮮の地を踏んだ」と述べたうえで「南北に続き、朝米間でも文書上の署名ではないが、事実上の行動で敵対関係の終息と新しい平和の時代の本格的な開始を宣言した」との見解を示した。

文大統領は「今後につながる朝米対話において常にその事実を想起し、その意味を振り返りながら対話の土台にしていけば、必ず素晴らしい結実が結ばれると信じる」と述べた。

また、「世界を感動させた朝米首脳の板門店会談は、トランプ大統領のSNSを通じた破格の提案と金正恩国務委員長の果敢な呼応により成された」「その破格の提案と果敢な呼応は、常識を超える驚くべき想像力の産物」と指摘して朝米両首脳を高く評価、「既存の外交文法で考えると、決して起こりえない。その想像力が世界を驚かせ、感動させ、歴史を進展させる力を生み出した」と強調した。

文大統領は「重大局面を解決するためには、常識を超えた想像力が必要だ。 朝鮮半島の完全な非核化と恒久的な平和体制の構築と、実に難しい歴史的課題の解決のためにも、絶え間ない想像力の発動が必要だ」と付け加えた。

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元記者。 過去に平壌特派員として駐在した経験あり。 当時、KEDOの軽水炉建設着工式で、「星条旗よ永遠なれ」をBGMとして意図的に流しながら薄ら笑いを浮かべていた韓国側スタッフに対し、一人怒りを覚えた事も。 朝鮮半島、アジア、世界に平和な未来が訪れんことを願う、朝鮮半島ウォッチャー。 現在も定期的に平壌を訪問している。