中国とロシアが首脳会談、南北関係進展を評価

ロシアのプーチン大統領が8日中国を公式訪問し、習近平国家主席と会談した。

会談で習主席は「中露両国は国連安保理常任理事国として、国際問題の政治解決を促進し、国際社会の戦略的安定に積極的な役割を発揮している」と述べた。

習主席はまた、自身が提唱する現代版シルクロード経済圏構想「一帯一路」とロシアが主導する旧ソ連5ヶ国の経済ブロック「ユーラシア経済同盟」の連携で「既に重要な成果が得られている」と評価した。

プーチン大統領は「両国関係は歴史的に最高水準に達した。 世界の中で国と国の関係の模範となり、世界の平和と安定に向けた重要な役割を果たしている」と応じた。

会談後の共同記者会見で、プーチン大統領は「既に始まっている南北対話のプロセスが、ロシアと中国が唱えてきたロードマップに沿っている事に満足している」と発言、朝鮮側の姿勢について「直近の接触で、平壌が建設的な活動への用意があることを確認した」と述べた。

今回の両首脳の会合は、12日の朝米首脳会談に先立ち両国の存在感を示すものと推測される。

スポンサードリンク

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

ABOUTこの記事をかいた人

元記者。 過去に平壌特派員として駐在した経験あり。 当時、KEDOの軽水炉建設着工式で、「星条旗よ永遠なれ」をBGMとして意図的に流しながら薄ら笑いを浮かべていた韓国側スタッフに対し、一人怒りを覚えた事も。 朝鮮半島、アジア、世界に平和な未来が訪れんことを願う、朝鮮半島ウォッチャー。 現在も定期的に平壌を訪問している。