南北、板門店宣言のUN公式文書化を要請

南北朝鮮が4.27板門店宣言をUN公式文書として加盟国に配布することを6日(現地時間)UN事務局に要請した。

これは板門店宣言の英語訳をUN総会や安全保障理事会の公式文書として回覧することを要請するもので、板門店宣言発表後の後続措置。

グテレス事務総長宛てに送られた要請書簡には、朝鮮のUN大使代理と韓国のUN大使が共同署名している。

南北は書簡で「我々は2018年4月27日、板門店で開かれた南北首脳会談で合意し、署名した『朝鮮半島の平和と繁栄、統一のための板門店宣言』を同封することをうれしく思う」「板門店宣言と同書簡を第72回UN総会や安保理の公式文書として回覧してほしい」と要請した。

今回のUN文書回覧は、板門店宣言の履行に向けた南北の意志を再確認する一方、同宣言に対する国際社会の支持と共感を広げるのに貢献する事が期待される。

また、板門店宣言は、朝鮮半島非核化を実現や、年内に朝鮮戦争終結を宣言することなどが記されており、国際世論の支持と共感を通してアメリカが終戦宣言に応じるようプレッシャーをかける効果もある。

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元記者。 過去に平壌特派員として駐在した経験あり。 当時、KEDOの軽水炉建設着工式で、「星条旗よ永遠なれ」をBGMとして意図的に流しながら薄ら笑いを浮かべていた韓国側スタッフに対し、一人怒りを覚えた事も。 朝鮮半島、アジア、世界に平和な未来が訪れんことを願う、朝鮮半島ウォッチャー。 現在も定期的に平壌を訪問している。