南北交流推進し「世界平和の島」へ 巨済市が計画

韓国慶尚南道の巨済市が、南北交流協力に基づいて、巨済島を「世界平和の島」にする計画を進めている。

韓国の「NK経済」によると、巨済市は「世界平和の島」具現南北交流協力事業を計画、2018年から2020年までに段階的に南北交流協力事業を進めている。

巨済市は、特に巨済島が朝鮮戦争ゆかりの地であり、文在寅大統領の故郷などという点に着目して、南北協力事業と併せて巨済島を世界平和の島に具現化する方針だ。

巨済市は2018年に南北交流推進団の訪朝を推進する。 北側の関係者との会談、南北交流協議、姉妹都市予定地訪問などを進める。

2019年には、制度的基盤を用意する。南北交流協力条例の制定と基金の造成、委員会の構成等を推進する。

2019年と2020年には、実際の南北交流協力事業を進める方針。 興南市や開城市など朝鮮の都市と姉妹提携を推進して、人道的支援活動に児童保護、医療、農業開発などの協力を進める計画だ。 また、教育、観光、文化、体育など民間レベルの南北交流活性化も推進する方針だという。

巨済市はこれにより、「世界平和の島」としての都市ブランドを創出することを検討している。

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元記者。 過去に平壌特派員として駐在した経験あり。 当時、KEDOの軽水炉建設着工式で、「星条旗よ永遠なれ」をBGMとして意図的に流しながら薄ら笑いを浮かべていた韓国側スタッフに対し、一人怒りを覚えた事も。 朝鮮半島、アジア、世界に平和な未来が訪れんことを願う、朝鮮半島ウォッチャー。 現在も定期的に平壌を訪問している。