「米国の不信と敵対行為が加増するほど、我々の行動もそれに伴う」 朝鮮外務省スポークスマン

米国内でハノイ朝米首脳会談の決裂原因を朝鮮に転嫁しようとする動きが現れていることと関連して、朝鮮外務省スポークスマンが24日、朝鮮中央通信社記者の質問に以下のように答えた。

我々はすでに闡明したように、ハノイ朝米首脳会談が拗れた根本的な原因は、米国が全く実現不可能な方法にこだわりながら、一方で非善意的な態度を取ったことにある。

我々は、朝米敵対関係の解消の基本である信頼構築のために、核試験と大陸間弾道ロケットの試験発射の停止をはじめとする戦略的決断を必要とする重大で意味のある措置を取ったし、米軍遺骨送還問題も実現させる大胆な措置も取った。

しかし米国は、我々の善意的な措置に相応した措置で応えず、我々に対する一方的な武装解除にだけこだわって会談を人為的に決裂へと追い込んだ。

事実がこうであるにもかかわらず、米国がベトナムで行われた朝米首脳会談のねじれの原因をくだらない問題に帰着させ、会話決裂の責任を我々に転嫁しようとするその心底に対して注目せざるを得ない。

もう一度明白にするが、米国は今の窮理では我々を少しも動かすことが出来ないし、我々に対する米国の不信と敵対行為が加増するほど、それに応える我々の行動もそれに伴うだろう。

米国が今の計算法を片付けて新しい計算法を持ってこない以上、朝米対話はいつまでたっても再開されないし、核問題解決の展望もそれだけ遠のくだろう。

米国は現実を正しく見て対話する方法、交渉する方法を新たに学ぶほうがいいだろう。

スポンサードリンク

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

ABOUTこの記事をかいた人

元記者。 過去に平壌特派員として駐在した経験あり。 当時、KEDOの軽水炉建設着工式で、「星条旗よ永遠なれ」をBGMとして意図的に流しながら薄ら笑いを浮かべていた韓国側スタッフに対し、一人怒りを覚えた事も。 朝鮮半島、アジア、世界に平和な未来が訪れんことを願う、朝鮮半島ウォッチャー。 現在も定期的に平壌を訪問している。