UN安保理、南北共同遺骨発掘事業を制裁例外と認定

UN安全保障理事会が、朝鮮戦争戦死者の遺骨を発掘する南北共同事業を制裁の例外として先週認めた。 聯合ニュースが報じた。

南北は、昨年9月の南北首脳会談で署名された軍事分野合意書で共同遺骨発掘事業を行うことに合意、4月から10月末まで、朝鮮戦争激戦地だった非武装地帯の「鏃高地」(江原道・鉄原)で実施する計画で、調整が終わり次第、遺骨発掘に必要な地雷除去装備などが北側に搬入される予定だ。

これに関し韓国と米国は17日、朝鮮の非核化や南北関係、対朝鮮制裁問題などを調整する作業部会(ワーキンググループ)のテレビ会議を開き、南北遺骨発掘と南北道路連結に向けた北側道路の共同調査を対朝鮮制裁の例外とすることに合意、韓国政府はUN安保理に制裁例外の認定を申請していた。

UN安保理は昨年11月に南北鉄道連結に向けた北側での共同調査、同年12月の南北鉄道・道路の連結・近代化事業着工式を、それぞれ制裁例外と認定している。

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元記者。 過去に平壌特派員として駐在した経験あり。 当時、KEDOの軽水炉建設着工式で、「星条旗よ永遠なれ」をBGMとして意図的に流しながら薄ら笑いを浮かべていた韓国側スタッフに対し、一人怒りを覚えた事も。 朝鮮半島、アジア、世界に平和な未来が訪れんことを願う、朝鮮半島ウォッチャー。 現在も定期的に平壌を訪問している。