「北を敵と考える」5.2%  韓国の小中高で意識調査

高麗ジャーナル

韓国の小・中・高の生徒が「北は協力すべき対象」と考えており、否定的なイメージが大きく減少したことが明らかになった。

韓国の教育部と統一部は、2018年10月22日〜12月10日までに全国597校87,113人(学生82,947人、教師4,166人)を対象に行った「2018学校統一教育実態調査」の結果を12日発表した。

調査結果によると、「北」はどのような対象かを問う質問に「協力すべき対象」と回答した割合が50.9%で、昨年よりも9.6%高まった。

「北を敵と考える」と答えた割合は5.2% で、前年度の41.0%から大きく減少した。

また、「北」と聞いて思い浮かぶ言葉に関する質問で「戦争/軍事」と答えた割合は29.7%で前年に比べて5.2%高くなり、「独裁/人物」と答えた割合は26.7%で前年度の49.3%から22.6%減少した。

「統一の必要性」に対する学生の認識も高くなったことが分かった。

「統一が必要だ」と答えた割合は63.0%で前年比0.8%上昇、逆に「統一が不要だ」と答えた割合は13.7%で前年比2.7%減少した。

統一が必要な理由として「戦争の脅威などの不安解消」と「同民族」、「国力の強化」などを挙げた。 反面、「統一後の社会混乱」と「統一費用などの経済的負担への懸念」などを統一が不要な理由として挙げた。

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元記者。 過去に平壌特派員として駐在した経験あり。 当時、KEDOの軽水炉建設着工式で、「星条旗よ永遠なれ」をBGMとして意図的に流しながら薄ら笑いを浮かべていた韓国側スタッフに対し、一人怒りを覚えた事も。 朝鮮半島、アジア、世界に平和な未来が訪れんことを願う、朝鮮半島ウォッチャー。 現在も定期的に平壌を訪問している。