南北と日本、「東海・日本海」表記問題を協議

高麗ジャーナル

朝鮮と韓国、日本がロンドンで9日(現地時間)非公式協議を行い、「朝鮮東海」と「日本海」の併記問題について話し合った。

韓国の外交部報道官が11日、定例会見で明らかにした。

協議は、2017年4月の国際水路機関(IHO)総会で「日本海」と単独表記している地図の改訂について協議を行うことがを決まって以降、初めて開かれ、朝鮮と韓国、日本の局長級関係者が出席、米国と英国の関係者も同席したという。

協議では「包括的で率直な意見交換」が行われ、2020年2月末に開催されるIHO総会への提出を目標に、結果報告書が準備されるとのこと。

朝鮮は「朝鮮東海」、韓国政府は「東海」と単独表記すべきとの立場を表明しており、改訂の議論を進める間は「東海」と「日本海」を併記するよう主張している。

「日本海」の単独表記は受け入れられないという面では南北が意見を同じくする。

これに対し、日本政府は「日本海」が唯一の呼称だとする主張を曲げていないが、協議に応じないことで朝鮮半島側の主張が受け入れられる可能性を懸念し、やむなく協議に応じたもよう。

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元記者。 過去に平壌特派員として駐在した経験あり。 当時、KEDOの軽水炉建設着工式で、「星条旗よ永遠なれ」をBGMとして意図的に流しながら薄ら笑いを浮かべていた韓国側スタッフに対し、一人怒りを覚えた事も。 朝鮮半島、アジア、世界に平和な未来が訪れんことを願う、朝鮮半島ウォッチャー。 現在も定期的に平壌を訪問している。