日本産水産物禁輸措置、 WTO上訴審が韓国勝訴の判断

高麗ジャーナル

韓国が福島など8県産の水産物輸入を禁止しているのは不当だとして、日本政府が世界貿易機関(WTO)に提訴した問題で、紛争処理手続きの「最終審」に当たる上級委員会が11日、「事実上韓国勝訴」の判断を示した。

韓国の輸入禁止措置は、2011年3月発生した東京電力福島第1原発事故を受け、放射能汚染から「食の安全性」を守るためのもので2013年9月から施行されている。

一審に当たるWTOの紛争処理小委員会(パネル)は昨年2月、韓国の禁輸措置が協定違反に当たると判断し是正を勧告したが、これを受け、韓国政府が同4月に上級委員会に上訴していた。

上級委は紛争処理小委の判断を廃棄し、韓国側の措置は不当な差別ではなく、不当な貿易制限でもないとした。

 

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元記者。 過去に平壌特派員として駐在した経験あり。 当時、KEDOの軽水炉建設着工式で、「星条旗よ永遠なれ」をBGMとして意図的に流しながら薄ら笑いを浮かべていた韓国側スタッフに対し、一人怒りを覚えた事も。 朝鮮半島、アジア、世界に平和な未来が訪れんことを願う、朝鮮半島ウォッチャー。 現在も定期的に平壌を訪問している。