朝米問題、「時間は本質ではない、最終的には良いことが起こるだろう」 米大統領が見解

アメリカのトランプ大統領が16日(現地時間)、ホワイトハウスで開かれた閣僚会議を主宰した席で、「朝鮮問題に関し、いくつかのことを言うことができる」発言、「時間は本質ではない」と長期交渉を示唆しながら「最終的には良いことが起こるだろう」と楽観的な見方を表明した。

彼は「私が大統領になった時、北朝鮮と戦争に入る準備ができていた。 我々は戦争に向かっていた。 非常に早期に起こりうる状況だった。 それは非常に悪く、非常に大きな戦争であったろう」「我々は一つの方向に向かっていたと信じる。 そこには、いかなる意思疎通も、いかなる対話もなかった。 我々は常に地震の音を聞いていた。 それは地震ではなかった。 それは核実験だった。 我々は悪い方向に向かっていた」と指摘、就任初期に対朝鮮状況が悪化の一途にあったと主張した。

彼は先月30日の電撃的な朝米首脳板門店会談を取り上げ、「いかなる計画も、何もなかった。 一日前に私は『我々はここに来た。 金正恩氏に挨拶しよう』と言った」と語り、当時の対面が即座かつ電撃的に行われたことを強調した。

また、「いかなる人も、実際にタフな人たち(朝鮮側)と接触することを知らなかった。 しかし、私は非常に良好な関係を持っている」「それは素晴らしい出会いだった。それはかなり熱狂的だった。 非常に良いコミュニケーションだった」「何が起こるか見てみよう」と述べた。

彼は「我々の制裁は完全に維持されている。 我々は国境問題において中国、ロシアと協力している」「私は急がない」と述べた。

一方で「しかし、どこかの時点で我々は、おそらく彼ら(朝鮮)のために、すべてのために、全世界のために非常に良い何かをすることができると考えている」と付け加えた。

彼は朝米関係について「我々は北朝鮮と驚異的な進歩を成し遂げた。 他人はそう言いたがらないが、進展は素晴らしい意思疎通(communication)だ」と強調、「過去には、我々には意思疎通がなかった。 我々(過去政権)は、彼ら(北朝鮮)と話をするために非常に懸命に働いたが、彼らは話をすることに興味がなかった。 しかし、彼らは今、話をすることに興味を持っている。 そして関係は非常に良い」と重ねて強調した。

また「もう一度言うが、時間は本質ではない」「しかし、私は最終的には良いことが起こるだろうと考えている」と語った。

トランプ大統領の発言は、朝鮮の金正恩国務委員長との「良好な関係」を前面に押し出し、楽観論を重ねて表明したものと言える。

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元記者。 過去に平壌特派員として駐在した経験あり。 当時、KEDOの軽水炉建設着工式で、「星条旗よ永遠なれ」をBGMとして意図的に流しながら薄ら笑いを浮かべていた韓国側スタッフに対し、一人怒りを覚えた事も。 朝鮮半島、アジア、世界に平和な未来が訪れんことを願う、朝鮮半島ウォッチャー。 現在も定期的に平壌を訪問している。