「『制裁回避の不法取引』は根拠も証拠もない作文」 朝鮮の自力更生、米国の「最大限の圧迫」を跳ね返す

コリョ・ジャーナル

安保理北朝鮮制裁委員会の専門家パネルがまとめた年次報告書の内容というものが意図的に流されている。

その報告書によれば、朝鮮はスーパーマンだ。それも超大国米国をはるかに上回る超人だ。

米国による「史上最大の圧迫」と言われる制裁をかいくぐって、石油を自由に輸入するかと思えば、石炭などを自由に輸出する能力を持っているらしい。

ロイター通信が10日伝えたところによれば、近く発表される「北朝鮮制裁委員会の報告書」は、2019年1~8月の間に約370万トンの石炭の密輸出を行っただけでなく、石油製品も「瀬取り」の手口で輸入していると指摘している。 さらには100万トンの河川浚渫土砂の輸出に、全世界の金融機関と仮想通貨取引所を狙ったサイバー攻撃も続いているらしい。 このサイバー攻撃と関連して、米国の国家安全保障局(NSA)東アジア・太平洋サイバー安保担当官出身者は米国メディアとのインタビューで「北朝鮮が全世界で巨額の金を容易く移す方法を複製することに成功した」と述べたいう。(WoW!Korea2月10日)

朝鮮が全世界から巨額の金を容易に移す方法を開発したというからまさに米国をもしのぐスーパーマン、超人ではないか!

このような荒唐無稽なプロパガンダは毎年行われエスカレートしてきたが、朝鮮の「不法取引」を口実にした制裁強化の試みに対し、中国とロシアは証拠が不十分だ」とはねつけてきた。

このことからも「北朝鮮制裁委員会の報告書」が意図的な作文に過ぎないことは明らかだ。

ではなぜ荒唐無稽なプロパガンダが米国の意図に従い毎年繰り返されているのか?

「瀬取り」などの朝鮮の「不法取引」を根拠もなく作文しているのは、「最大限の圧迫」が効果を発揮し得ない原因を朝鮮の「不法取引」に求め帳尻を合わせるためとみられる。 つまり、「最大限の圧迫」を加えてから2年以上過ぎたにもかかわらず効果が表れていないのは、朝鮮が「不法取引」をしているためだと歪曲して、制裁強化の新たな口実を作りたいのだろう。

「最大限の圧迫」が効果を発揮できないのは、「不法取引」ではなく、自立,自強の精神に基づく自力更生の威力だ。 「最大限の圧迫」を自力更生ではねのける、という意味では朝鮮はスーパーマンだ。 「北朝鮮制裁委員会の報告書」が描くスパーマンのような「不法取引」は虚構に過ぎない。(M.K

 

 

 

 

 

 

 

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元記者。 過去に平壌特派員として駐在した経験あり。 当時、KEDOの軽水炉建設着工式で、「星条旗よ永遠なれ」をBGMとして意図的に流しながら薄ら笑いを浮かべていた韓国側スタッフに対し、一人怒りを覚えた事も。 朝鮮半島、アジア、世界に平和な未来が訪れんことを願う、朝鮮半島ウォッチャー。 現在も定期的に平壌を訪問している。