欧州議員グループ、米国による制裁解除を要求

欧州議会議員のグループが、欧州連合(EU)のジョセップ・ボレル外務・安全保障政策上級代表と欧州理事会のシャルル・ミシェル議長に書簡を送りいくつかの国に対する制裁解除の必要性を強調した。

ファールス通信によると、「欧州刷新(Renew Europe)」グループは書簡の中で、新型コロナウィルスと闘う諸国に対する制裁の影響を懸念を表明すると同時に、朝鮮、イラン、キューバ、リビア、シリア、ベネズエラ、およびその他の国に対する制裁の解除を要求した。

書簡は欧州議会外交委員会のメンバーであるハビエル・ナート氏が発案し他の9人の議員が署名している。

欧州刷新グループは欧州理事会に対し、これらの国に対する制裁を一定期間はっきり効果が出る形で軽減する方法を見つけるよう求め、また、ボレル上級代表に対しても、これらの国に科せられている制裁が免除されるよう米国務長官に求めることを促した。

これに先立ち、朝鮮、ロシア、中国、シリア、キューバ、イラン、ニカラグア、ベネズエラのUN代表は3月下旬にグテーレスUN事務総長に宛てに書簡を送り、新型コロナと闘うために米国の制裁を解除する必要性を訴えている。

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元記者。 過去に平壌特派員として駐在した経験あり。 当時、KEDOの軽水炉建設着工式で、「星条旗よ永遠なれ」をBGMとして意図的に流しながら薄ら笑いを浮かべていた韓国側スタッフに対し、一人怒りを覚えた事も。 朝鮮半島、アジア、世界に平和な未来が訪れんことを願う、朝鮮半島ウォッチャー。 現在も定期的に平壌を訪問している。