南北とロシアの経済協力可能性を示唆 文大統領

コリョ・ジャーナル

韓国の文在寅大統領が20日、ロシアメディアとの合同インタビューに応じ、鉄道とガス、電力の3分野での南北・ロシアの3者の早期経済協力が可能との見解を示した。

文大統領は21日から24日にかけてロシアを訪問しプーチン大統領と会談する予定。

文大統領は、朝鮮半島の平和体制が構築されれば、韓国とロシアの経済協力に朝鮮も加わり、経済や国家発展にも大きく役立つし、南北の鉄道が連結されてシベリア鉄道とつながれば、欧州まで鉄道による物流の移動が可能になるとして、南北とロシアに大きな経済的利益をもたらすと強調した。

また、ロシアの天然ガスがパイプラインで南北に平和供給されれば、海底パイプを通してさらに日本まで供給出来るとし、ユーラシア大陸の共同繁栄を促進する道になるとの見解を示した。

南北間では4.27板門店宣言で東海線、政界線鉄道の連結と現代化に向けて進むことで一致しており、7日の鉄道国際協力機構(OSJD)閣僚級会議で、韓国の加盟が朝鮮の賛成により認められるなど、可視化されている。

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元記者。 過去に平壌特派員として駐在した経験あり。 当時、KEDOの軽水炉建設着工式で、「星条旗よ永遠なれ」をBGMとして意図的に流しながら薄ら笑いを浮かべていた韓国側スタッフに対し、一人怒りを覚えた事も。 朝鮮半島、アジア、世界に平和な未来が訪れんことを願う、朝鮮半島ウォッチャー。 現在も定期的に平壌を訪問している。