南北、高麗王朝王宮跡の共同調査再開へ

南北が高麗時代(918~1392)の王宮遺跡である「満月台」の共同調査と保存作業を行う。

南北の調査団体が6日実務会談を開き、今月27日から12月27日までの3ヶ月間共同作業を行うことで合意した。

「満月台」は朝鮮の開城市にあり、高麗の王が約400年間政務を執った宮殿跡地。 自然の地形に沿って建物を配置したのが特徴。

今年は高麗建国1100周年に当たる。 記録によると「満月台」は919年に建設され、1361年紅巾軍の乱の際に炎上、消失している。

南北は07年から計7回「満月台」の共同発掘調査を実施し、33,000㎡のうち19,000㎡の調査を終了、約40棟の建物跡や約16,500点の遺物などを確認している。

「満月台」は2013年に開城市が「開城の歴史的建造物と遺跡」として世界遺産に登録された際、その一部として登録されている。

また、今回の実務会議で韓国側は「シルム」(朝鮮相撲)のUN教育科学文化機関(ユネスコ)無形文化遺産への登録を南北共同で進めることなどを提案した。

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元記者。 過去に平壌特派員として駐在した経験あり。 当時、KEDOの軽水炉建設着工式で、「星条旗よ永遠なれ」をBGMとして意図的に流しながら薄ら笑いを浮かべていた韓国側スタッフに対し、一人怒りを覚えた事も。 朝鮮半島、アジア、世界に平和な未来が訪れんことを願う、朝鮮半島ウォッチャー。 現在も定期的に平壌を訪問している。