(資料)朝鮮労働党第8回大会で行った金正恩党委員長の報告④

4.党活動の強化、発展のために

金正恩委員長は報告の第四の体系で、総括期間、党の強化、発展のための活動で収められた成果を総括し、時代と発展する現実の要求に即して党活動を改善、強化する上で提起される課題と方途を示した。
報告は、全党に党中央の唯一的指導体系が確立し、党の戦闘力と指導力が非常に強化され、党の基礎を全面的に、細部的に整備、強化したことが総括期間に党活動で収めた貴重な成果であると評価した。
報告では、わが党が人民大衆第一主義を政治理念とするその使命と任務に忠実であったことについても強調された。
党の戦闘力と指導力を絶えず高めていく時、いかなる障害と難関が横たわっても人民の絶対的な信頼の中で社会主義建設偉業をいつも確信をもって勝利のうちに導いていくことができるという、まさにこれがこの5年間の党活動の主な総括であり、貴重な経験である。
報告では、朝鮮革命が新しい発展期、跳躍期に入った状況に即して、党活動で根本的な革新を起こすための重要な課題と方途が言及された。
党中央の唯一的指導体系を確立するための活動を主眼としてとらえて引き続き深化させていくことを第一の課題に示した。
報告に言及されたように、党組織と活動家は、いつどこにあっても党中央の権威を絶対化し擁護しなければならず、それに反するささいな要素に対しても黙過せず、妥協のない闘争を繰り広げなければならない。
党の指導業績を擁護、固守し輝かせるための活動を終始一貫ゆるがせにせず、特に指導業績単位、現地指導単位を立派に整備し、党政策の貫徹でモデルになるようにすべきである。
党組織は党の方針実行のための手配と掌握、総括活動を綿密に行って貫徹すべきである。
報告は、党内部活動を実質的に行って党と革命隊伍の一心団結を全面的に固めることを重要な課題として上程した。
報告では、党の基本的な中核力量、革命の指揮メンバーである幹部陣容を打ち固めることに主眼を置き、幹部が思想的に変質しないように教育と統制を絶えず強化することについて、そして党勢拡大で党的原則、客観が認める厳選の原則を徹底的に守って党隊伍を質的に強固にすることについて強調された。
また、党の基層組織である初級党と党細胞を強化することに引き続き大きな力を入れ、党生活の手配と指導を党活動のキーポイントとしてとらえて着実に行うことについて、大衆との活動に力を入れて広範な大衆を党の周りに一層しっかり結集させることについて指摘された。
党思想活動は革命を指導する党の基本任務の一つであり、革命と建設を導く全期間にわたって一時もおろそかにしてはならない重要な活動である。
報告は、党の思想活動において唯一管理制の原則を徹底的に守るとともに、党宣伝部門に内在している宿弊となっている欠陥を克服し、発展する現実の要求に即して思想教育活動の形式と方法を抜本的に改善していくための課題を提起した。
報告では、革命と建設に対する党の指導、政策的指導を強化するための課題が言及され、当該単位の政治的参謀部である党委員会をしっかり固め、その役割を高める問題、党組織で党の決定を正確に採択し無条件に実行する革命的気風を確立する問題、党組織で行政代行、追随主義を徹底的に警戒し、提起される全ての問題を党的方法、政治的方法をもって解決していく問題が強調された。
報告は、党活動において抜本的な改善をもたらすための方途を提起した。
まず、発展する現実の要求に即して不合理な党活動システムと方法を改善し、また、わが党の以民為天の思想を体して党活動を親人民的、親現実的な活動に切り替えなければならない。
党活動において親人民性、親現実性が真に具現されるほど、全党が真実と真理へさらに近づき、わが党の戦闘力は倍加されるであろうということが報告に示された重要な思想である。
報告は、現在わが党が最も警戒し、第一の闘争対象にすべき標的は権柄と官僚主義、不正腐敗行為であることについて再三強調し、党組織でそのささいな要素とも妥協のない闘争を繰り広げるという問題について言及した。
報告は、党内で批判と思想闘争、学習を強化し、職能通りに活動する革命的規律を確立し、党活動家の水準と能力を画期的に高めることも党活動を改善する方途になると強調した。
金正恩委員長は報告の最後の部分で、党中央委員会の活動報告を通じてわれわれの活動で収められた成果と欠陥、その原因と教訓について、今後の闘争方向と具体的な方途について深みのある認識を持つようになり、集団的討議を経て共通の見解に基づく戦略的・戦術的方針を確定できるようになったと指摘した。
金正恩委員長は、全ての代表者がわが党の指導思想に立脚して高い党的責任感を持って提起された内容と問題を深く研究、討議するものとの期待を表明し、偉大な金日成・金正日主義の旗印を高く掲げて党中央の周りに固く団結して社会主義建設における新たな飛躍と勝利のために、偉大なわが国家のために、偉大なわが人民のために力強く闘っていこうと熱烈に呼びかけた。
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元記者。 過去に平壌特派員として駐在した経験あり。 当時、KEDOの軽水炉建設着工式で、「星条旗よ永遠なれ」をBGMとして意図的に流しながら薄ら笑いを浮かべていた韓国側スタッフに対し、一人怒りを覚えた事も。 朝鮮半島、アジア、世界に平和な未来が訪れんことを願う、朝鮮半島ウォッチャー。 現在も定期的に平壌を訪問している。