出るか「元山ビール」 元山にビール工場建設計画

朝鮮が急ピッチで進めている「元山葛麻海岸観光地区」。 来年4月までの完成を目標に様々な建設プロジェクトが進んでおり、朝鮮政府は海外投資家や外国企業からの投資を誘致している。

朝鮮の元山ー金剛山観光地区開発プランの中の一つに、ビール工場の建設案があるという。

朝鮮では現在、大人気大流行の「大同江ビール」や、昔ながらの「龍城ビール」「鳳鶴ビール」等が製造、流通しているが、その大半は平壌近郊で生産販売されており、全国の需要に対して供給量が不足がちだ。

そこで、元山地域の再開発計画に合わせ、同地域に年間5万㎘の生産能力を持つビール工場を作る計画が打ち出されたという。

伝えられるところによると、朝鮮は元山ー金剛山観光地区が開発される場合、観光客と地域住民たちの需要を補うために新たなビール工場の建設が必要と判断した。 元山地域は水源が豊富で水質が良く、大きな港も備えているため、原材料の輸入と製品輸出に有利だとみている。 主要都市を繋ぐ鉄道、道路も整備されている。 また、穀倉地帯である黄海南道からの原材料輸送が容易だ。

朝鮮では元山ビール工場の年間生産能力を5万㎘規模で想定、うち、生ビールを2万㎘、瓶ビールを3万㎘生産する計画案を立てている。 ビール工場建設には20ヶ月程かかるとみており、総投資費用を5247万ドル、うち、海外投資を3915万ドル規模で想定している。 投資者には運営権を20年間保証する方針という。

 

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元記者。 過去に平壌特派員として駐在した経験あり。 当時、KEDOの軽水炉建設着工式で、「星条旗よ永遠なれ」をBGMとして意図的に流しながら薄ら笑いを浮かべていた韓国側スタッフに対し、一人怒りを覚えた事も。 朝鮮半島、アジア、世界に平和な未来が訪れんことを願う、朝鮮半島ウォッチャー。 現在も定期的に平壌を訪問している。