(資料)「現段階における社会主義建設と共和国政府の対内外政策について」(2019.4.12)

朝鮮民主主義人民共和国最高人民会議第14期第1回会議施政演説(以下全文)

親愛なる代議員のみなさん!

朝鮮民主主義人民共和国最高人民会議第14期第1回会議は、自主の道に沿って前進するわが共和国の尊厳と国力が力強く誇示され、社会主義建設が非常に重要な問題となっている時期に招集されました。

全人民の高い政治的熱意と積極的な参加の下に最高人民会議第14期代議員選挙が成功裏に行われ、共和国政府が新たに組織されることによって、われわれの国家主権はより一層強化され、党と共和国政府の周りに一致団結し、社会主義のより高い段階に向かって確信を持って前進する朝鮮人民の革命的進軍はさらに速まるでしょう。

私は、代議員のみなさんが全人民の意思を代表して、私に栄えあるわが祖国――朝鮮民主主義人民共和国の国務委員会委員長として再び国家の事業全般を導いていくよう厚い信頼を寄せてくれたことに対し心から感謝し、共和国の発展、繁栄とわが人民の幸福のために献身奮闘することを厳かに誓います。

同志のみなさん!

全社会の金日成(キムイルソン)・金正日(キムジョンイル)主義化の旗印を高く掲げて社会主義偉業を達成することは、共和国政府に提起されている重大な歴史的任務です。

全社会の金日成・金正日主義化はわが党と共和国政府の最高綱領であり、社会主義国家建設の総体的方向、総体的目標です。

金日成・金正日主義を国家建設と活動に確実に具現してこそ、わが共和国を永遠に偉大な金日成、金正日同志の国家として強化発展させ、金日成同志と金正日同志の志と念願どおりにわが人民の自主的要求と理想を立派に実現していくことができます。

わが共和国政府は、全社会を金日成・金正日主義化するための闘争をより力強く繰り広げて、社会主義偉業の遂行において決定的な勝利を収めていくでしょう。

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同志のみなさん!

全社会の金日成・金正日主義化を実現する上でわれわれに提起されている基本闘争課題は社会主義強国建設偉業を達成することです。

社会主義強国建設は社会主義の完全な勝利を成し遂げるための闘争の歴史的段階であり、それは金日成・金正日主義国家建設思想を確実に具現してこそ立派に達成されます。

金日成・金正日主義国家建設思想には、わが共和国を歴史上最も尊厳があり、強力な社会主義国家として強化発展させてきた偉大な領袖金日成同志と偉大な指導者金正日同志の国家建設の思想と業績が集大成されており、国家政権を政治的武器として社会主義偉業を達成するための方向と方途が明示されています。

共和国政府は偉大な金日成・金正日主義国家建設思想を確固たる指導指針として、国の戦略的地位と国力を新たな高い段階に引き上げ、チュチェの社会主義偉業の遂行において根本的な転換をもたらさなければなりません。

国家の建設と活動において自主の革命路線を貫徹しなければなりません。

自主はわが共和国の政治哲学であり、金日成・金正日主義国家建設思想において核心を成しています。社会主義国家はすべての活動において自主的芯を確立し、主体的立場を堅持してこそ、国の尊厳と人民の運命を守り、自国の実情に即して自力で社会主義を建設し、完成することができます。わが共和国は、自主を朝鮮革命の生命、国家建設の大本とし、事大と教条、外部勢力の強権と圧力を断固排撃し、革命と建設をわれわれの方式で前進させてきた金日成同志と金正日同志の賢明な指導の下に自主、自立、自衛の社会主義国家として建設され、発展してきたのであり、今も自主の強国として世界にその尊厳と威容を高く轟かせています。この数年、帝国主義との決死の対決の中で並進の歴史的大業を成就し、平和へと向かう情勢の流れを主導しているわが共和国の戦略的地位と影響力は日ごとに高まっています。他国の自主権を意のままに籠絡する帝国主義の所行がいつにもまして露骨になり、少なからぬ国が自国を守る力がないために悲惨な運命を強いられている今日の世界で、わが共和国のように自主的芯が強く、国家の安全と人民の幸福を自力で保障している国は多くないでしょう。

国家の建設と活動において自主の革命路線を堅持することは、わが共和国の一貫した確固不動の立場です。

わが国は地理的に見て大国の間に位置し、依然として国土が分断されており、わが共和国を抑えつけ、弱化し、圧殺しようとする敵対勢力の策動が強まる中で社会主義建設を進めています。地域的、世界的範囲で覇権を握ろうとする列強間の矛盾と対決も一段と激化しています。

朝鮮革命の特殊な環境と今日の複雑な世界情勢の下で共和国が自主権と尊厳を固守し、真の繁栄を築くためには、確固とした自主的立場を堅持して自国の力を強化し、自立的に発展していかなければなりません。わが共和国は、世界に社会主義陣営が存在し、多かれ少なかれ国家間に協力関係があった時期にも革命と建設において独自性と自主性を堅持し、自力更生によって社会主義建設を前進させてきました。自主の革命路線を堅持し、自力で社会主義を建設していくことは、わが共和国が変わることなく堅持すべき国家建設の根本原則です。

わが共和国は今後も、どんな風が吹きつけようとも、いかなる挑戦や難関が行く手をさえぎろうとも、わが国家と人民の根本的利益に関する問題においてはいささかの譲歩や妥協もしないであろうし、すべてのことを自力自強の原則に基づいて解決しながら、われわれの方式、われわれの力で社会主義強国建設を推し進めるでしょう。

自主の革命路線を国家建設と活動に具現する上で重要なのは、革命の主体的力量を強化し、社会生活の各分野をわれわれの方式で発展させることです。われわれは人民を偉大なチュチェ思想、民族自主精神で武装させ、党と共和国政府の周りに固く結束させて、国の政治・思想陣地を鉄桶のように打ち固めなければなりません。共和国政府は経済と国防、文化のすべての分野を確固たる主体的立場に立ってわれわれの方式で発展させ、他国の方式、他国の風潮を絶対に許さないでしょう。

党と人民大衆が統一団結されて革命の強力な主体を成し、自主、自立、自衛の強固な基礎の上で絶えず強化発展するわが共和国の前途は明るくて洋洋たるものです。

国家活動と社会生活の全般に人民大衆第一主義を確実に具現しなければなりません。

人民大衆第一主義は、人民大衆を革命と建設の主人と見なして人民大衆に依拠し、人民のために滅私奉仕するという政治理念です。人民大衆第一主義には、人民をこの世で最も貴重かつ力強い存在として押し立てるチュチェの革命哲学が具現されており、人民をこよなく大切にし、人民の要求と利益をあくまで実現しようとするわが党と共和国政府の確たる立場が反映されています。

人民は社会主義国家の根幹であり、地盤であり、その発展の担当者です。党と政権機関のすべての活動が人民の要求と利益を擁護、実現し、人民のために忠実に奉仕することに徹底的に志向され服従されてこそ、革命と建設が成功裏に推進され、社会主義の生命力と優越性が強く発揮されるものです。

国家活動で人民を重視する観点と立場を堅持することは、社会主義建設の過程に幹部の間で権柄と官僚主義のような人民の利益を侵害する傾向が現れかねないので、重要な問題として提起されます。人民の上に君臨し、人民が付与した権限を悪用する特権行為は、社会主義のイメージと人民的性格を曇らせ、党と国家に対する人民の支持と信頼を弱め、社会主義制度の存在そのものを危うくする恐れがあります。

わが党は、一生涯人民を天のごとく信頼し、人民のためにすべてを捧げてきた金日成同志と金正日同志の以民為天の気高い思想と志を継承して体するため、革命の指導思想である金日成・金正日主義の本質を人民大衆第一主義と定式化し、チュチェの人民観、人民哲学を党と国家の活動に具現することを最大の重大事として打ち出しました。

「すべてを人民のために、すべてを人民大衆に依拠して!」というスローガンには、わが党と共和国政府の人民大衆第一主義の立場が凝縮されています。われわれは国家社会生活の全般において人民的なもの、大衆的なものを最優先、絶対視し、人民の福祉増進のためにすべてのものを惜しみなく振り向けてきました。近年、わが国家が壮大な大建設事業を大掛かりに繰り広げているのも、決して国に資金がありあまってではなく、この世で最も素晴らしいわが人民により幸福で文化的な生活を享受させるためです。

わが党と共和国政府は、人民の利益を侵害する権柄と官僚主義、不正腐敗に反対する闘争を国家の存亡にかかわる運命的な問題と見なし、それとの断固たる戦争を宣し、強力な闘争を展開するようにしました。

党と国家の活動、社会生活全般に人民大衆第一主義を具現するための闘いの中で党と国家と人民は一つの運命共同体を成し、わが共和国は、他に類を見ない試練や困難に直面しても動揺することなく、自分の発展軌道に沿って力強く前進してくることができました。

われわれは社会主義建設が深化されるにつれて人民大衆第一主義を具現するための活動により大きな力を注いで革命の前進原動力を倍加し、他人が模倣することのできない朝鮮式社会主義の固有の優越性を引き続き高く発揚させなければなりません。

党と国家は人民のために滅私奉仕し、人民は党と国家に自分の運命と未来を全的に託し、真心を尽くして仕えているところに人民大衆第一主義の具現されたわが国家の真の姿があります。

共和国政府は人民大衆第一主義を根本の中の根本として変わりなく堅持し、人民の力に依拠して人民の理想である社会主義の明るい未来を早めるために力強く闘うでしょう。

国家の活動全般に対する党の指導を全面的に保障しなければなりません。

党の指導は社会主義国家建設本来の要求であり、国家活動の生命線です。社会主義国家は、人民大衆の要求と利益の体現者である党の指導の下でのみ人民の奉仕者としての使命を立派に果たし、社会生活の各分野と地域に対する統一的指導と全般的社会主義建設のための闘争を正しく進めていくことができます。革命的党の指導が保障されていない社会主義政権は、自分の本性を失い、反動派と陰謀家の玩弄物になりさがり、結局は人民が政治的孤児の不幸な境遇を免れることができなくなります。

わが党は、各段階の社会革命と社会主義建設を導く過程に豊かな経験を積み、高い指導的手腕と能力を有した老練かつ洗練された革命の参謀部です。敵対勢力との鋭い対決の中で社会主義強国を建設するための壮大な創造大戦を導いて、世界が刮目する奇跡的な勝利を次々ともたらしているわが党の指導は、人民に限りない誇りと必勝の信念を与えています。

国家活動に対する党の指導は、政治的指導、政策的指導で貫かれなければなりません。党は、社会主義政権の進むべき指針を示し、すべての国家活動を正しく行うように導く嚮導的力量であり、国家は、党の路線と政策の実行者、貫徹者です。党と政権とのこのような相関関係からわが党は、国家活動に対する党的指導の実現に当たってすべての党組織が自分の部門、自分の単位の活動を統一的に掌握し、政治的に、政策的に指導するようにすることに深い関心を払っています。政治的指導機関である党が行政活動に巻き込まれ、実務的方法に固執するならば自分の本道を失うのはもとより、行政機関の機能を麻痺させ、党の権威を傷つけるばかりか、ひいては革命と建設を台無しにする恐れがあります。

今わが共和国政権は、朝鮮労働党の革命的な指導思想と科学的な戦略・戦術に基づき、国家と社会に対する統一的指導を円滑に実現しています。共和国政府は今後も、党の思想と指導に忠実に従うことにより、人民大衆の自主的権利の代表者、創造的能力と活動の組織者、人民生活に責任を持つ戸主、人民の利益の保護者としての使命を果たさなければなりません。

金日成・金正日主義が明示した社会主義国家建設の思想と原則を堅持していく時、わが共和国は誰も手出しすることのできない自主の強国、人民の理想が全面的に実現する人民の国家、底知れない発展潜在力を余すところなく発揮し世界に先んじる偉大な国としてより立派に建設され、社会主義偉業の勝利はさらに早まるでしょう。

2

同志のみなさん!

社会主義強国の建設を目指す現段階の闘争においてわが共和国に提起されている中心的課題は、国のすべての力を経済建設に集中して社会主義の物質的基礎を打ち固めることです。

経済的自立は自主的な国家建設の物質的保証であり、前提です。自立的で強力な経済力によってのみ国家の尊厳を守り、政治的・軍事的威力を絶えず強化することもできます。

今日の政治情勢の流れはわが国家をして、自立、自力の旗印をさらに高く掲げることを求めています。

最近、われわれの核武装力の急速な発展から自国の本土安全に危惧を感じたアメリカは、会談場に出て一方では関係改善と平和を云々し、他方では必死になって経済制裁を追求しながら、なんとしてもわれわれが進んでいる道を逆戻りするようにさせ、先武装解除、後体制転覆の野望を実現する条件をつくろうとあがいています。アメリカがわが国家の根本的利益に反する要求をなんらかの制裁解除の条件として持ち出している状況下で、どうしてもわれわれとアメリカとの対峙は長期性を帯び、敵対勢力の制裁も続くようになるでしょう。われわれは敵対勢力の恒常的な制裁の中で社会主義を建設してきましたが、だからといって絶対にそれに慢性になってはならず、革命の前進速度を少しも緩めることはできません。力をもってしてはわれわれをどうすることもできない勢力にとって制裁は窮余の一策といえども、それがわれわれに対する許しがたい挑戦となるので、決して容認することも傍観視することもできず、必ずそれに立ち向かって粉砕しなければなりません。長期にわたる核脅威を核によって終息させたように、敵対勢力の制裁の強風は自立、自力の熱風によって一掃しなければなりません。

われわれには最短期間内に国の経済を活性化し、世界の先進水準へ跳躍することのできる自立的な発展能力と基盤があります。数十年にわたって打ち固めた自立経済の土台と強力な科学技術力量、自力更生を体質化し愛国的熱意で血潮をたぎらせる英雄的人民の創造的力は、われわれの貴重な戦略的資源です。われわれはこの巨大かつ限りない潜在力を最大限に発揮させ、今一度世界を驚かす奇跡的な神話を創造し、他国を追い越し一層飛躍しなければなりません。

自立的民族経済建設の路線を堅持し、自力更生の革命精神を強く発揮してこそ、われわれは誰も予測することも想像することもできない力によって、驚くべき発展上昇の一路を走り続けることになるでしょう。

社会主義経済建設においてわが党と共和国政府の打ち出している戦略的方針は、人民経済をチュチェ化、現代化、情報化、科学化することです。

人民経済の自立性と主体性を全面的に強化すべきです。

自立経済発展の基本的保証である動力と燃料、原料の自給自足を実現するための闘いを力強く展開しなければなりません。

電力工業部門では、既存の動力基地を整備、補強して生産を最大限増やし、電力の供給を科学化、合理化するとともに、水力と潮水力、原子力をはじめ将来性のあるエネルギー資源を積極的に開発してより多くの発電能力を造成しなければなりません。

経済発展の先兵である炭鉱、鉱山では、探鉱と掘進を先行させ、採掘と運搬の機械化の実現に力を集中して工業の糧である石炭と鉱物の生産を大々的に増やすべきです。

金属工業部門では、チュチェ鉄の生産基地を科学技術的に完備し、正常運営するとともに、われわれの実情に合う近代的かつ、大規模の新しい鉄生産システムを確立し、化学工業を徹底的にわれわれの原料と資源に依拠するチュチェ工業、省エネ型、省力型工業に切り換えて肥料と化学繊維、プラスチックなどさまざまな化学製品に対する国内需要を満たさなければなりません。

人民生活の向上で決定的意義を持つ食の問題と消費財の問題を最短期間内に解決することが大切です。

農業部門では、種子と肥料、用水の問題と耕地面積の保障にとりわけ関心を払い、科学的営農方法を取り入れ、農作業の機械化比重を高めて、党の示した穀物生産目標を無条件達成しなければなりません。養鶏工場と養豚工場をはじめ畜産基地を近代的に新設、改造し、家畜飼育管理を科学化し、草食家畜飼育を大衆あげての運動として根気よく推し進めるとともに、水産業の物質的・技術的土台を強化して水産物の生産と加工で転換をもたらすべきです。

軽工業部門の工場では、原料、資材の国産化とともにリサイクリングを重要な戦略としてとらえ、生産工程の近代化を推進し、新製品の開発に力を入れて、人民に多様で良質の消費財がより多く行き渡るようにすべきです。

われわれは、人民により立派で文化的な生活条件をもたらすための大建設事業を一層力強く展開すべきです。建設部門では建築設計と建設工法を革新し、建設単位の技術装備水準を高めて世界的な建築物をより多く建設し、建材工業部門ではセメントの生産能力を拡張し、仕上げ建材の国産化比重を画期的に高めるべきです。

交通運輸部門では、わが国の現実的条件に即して鉄道輸送と船舶輸送を強化するための革命的な対策を講じ、首都と道都の旅客運輸問題をわれわれの方式で解決すべきです。

人民経済の部門別構造をさらに改善、完備し、すべての部門を調和よく発展させ、マグネシア工業と黒鉛工業をはじめ将来性のある経済分野で世界的な競争力を確保しなければなりません。

人民経済の近代化、情報化を積極的に実現し、国の経済を知識経済に確固と転換させるべきです。

機械製作工業、電子工業と情報産業、ナノ産業、生物産業をはじめ先端技術産業の発展のための戦略と目標を立て、投資を集中すべきです。すべての部門で、科学技術と生産が一体化され、生産工程のオートメ化、知能化、無人化が高い水準で実現した親工場、モデル工場を建設し、それを一般化させて、経済全般を世界の先進水準に引き上げるべきです。

地方経済を発展させ、対外経済活動を活性化すべきです。

各道・市・郡では、その地方の自然地理的有利性と経済技術的および伝統的特性を正しく生かして地域的特色のある経済を建設し、発展させるべきです。国家的に地方が自力で立ち上がり、発展することができるように権限を与え、実務的対策を追いつかせるべきです。

対外経済部門では、自立的民族経済建設路線に徹して国の経済的土台の強化に切実に必要な部分と箇所を補充する方向で対外経済協力と技術交流、貿易活動を多角的に、主動的に、策略をめぐらせて繰り広げるべきです。

社会主義自立経済の潜在力を最大限引き出すために、国のあらゆる人的、物的資源と可能性を統一的に動員し、経済発展の新しい要素と原動力を生かすための全面的な対策を講じるべきです。

国の経済活動を国家の統一的な掌握と統制、戦略的な作戦と指揮の下に行うべきです。

国家経済発展戦略と段階別計画を科学的かつ現実的に立てて必ず遂行し、経済活動に対する国家の統一的指導と戦略的管理を円滑に実現するとともに、企業体が生産と経営活動をスムーズに行えるように機構体系と活動体系を整備しなければなりません。

経済活動に関する国家の制度的、法律的条件と環境を改善し、経済機関、企業体が国家の利益と人民の福祉増進を優先視し、所定の法と秩序を厳守するように強い規律を確立しなければなりません。

社会主義経済本来の要求に即して計画化を一層改善し、経済管理のキーポイントである価格、財政、金融問題を経済原理と法則に合いながらも、現実的意義があるように解決して、企業体と生産者が強い意欲と熱意をもって働くようにすべきです。経済活動を科学的な見積もりに基づいて最良化、最適化するための対策を講じ、原料と資材、資金と労働力を極力節約し、支出の効果性を高めて国のすべての資源が国家発展に最大限に寄与するようにすべきです。

自立経済発展の基本原動力は人材と科学技術です。

人材重視、科学技術重視の気風が確固たる国風になるようにし、人材を積極的に探し出して適材適所に配置し、生産と技術の発展を主導していくようにするとともに、科学技術部門に対する国家的投資を絶えず増やさなければなりません。

戦略的かつ中核的で、実利が得られて経済的意義の大きい重要科学技術研究課題と対象を正しく定め、力量と資金を集中することによって経済全般を活性化し、先端技術産業を発展させる上で科学技術が決定的な寄与をするようにしなければなりません。

共和国の政治的・軍事的威力をさらに強化すべきです。

わが共和国の政治的・思想的力は社会主義国家政治制度の優越性と強固さに基づいています。われわれは、すべての人民に真の政治的権利と尊厳を実質的に保障し、全国が思想・意志、道徳・信義の上で団結して絶え間ない発展を遂げていくわれわれの制度の政治的・思想的優越性を強く発揮させなければなりません。

共和国政府は人民の利益を絶対的基準とし、人民の意思と要求を反映させて政策を立て実行することによって、労働者、農民、知識人をはじめとする広範な勤労大衆が国政の真の主人として国家社会管理に積極的に参加するようにしなければなりません。

共和国政府は、社会主義社会本来の要求に即して政治思想活動を確固と優先させて、社会の全構成員を真の金日成・金正日主義者に育て、わが国家の政治的・思想的統一と団結をさらに強化しなければなりません。

共和国政府は、国家の法体系を完備し、国家社会生活における法の役割を強めるようにしなければなりません。

共和国法は、革命の獲得物を守り抜き、社会主義制度を強化発展させ、人民の権利と利益を擁護、保障する強力な武器です。革命と建設が深化するにつれて党政策の要求に立脚し、現実を反映して法規範と規定をより細分化、具体化して科学的に制定、完成し、適時に修正、補足することによって、社会主義国家の人民的な政治の実現をしっかり保証しなければなりません。全社会に社会主義順法気風を確立して、全人民が高い順法意識を持って国家の法を重んじ、自発的に、義務的に遵守するようにし、法律執行機関の役割を強め、法規執行において二重規律を許容してはならず、法律の適用で科学性と客観性、公正さと慎重さを堅持することによって、わが国を法が人民を守り、人民が法を守る最も優れた社会主義法治国家につくらなければなりません。

自衛的国防力はわが共和国の自主権守護の強力な宝剣です。

今日、朝鮮半島に到来しはじめた平和の気流は強固なものではなく、わが共和国に対する敵対勢力の侵略企図が消えたのでもありません。われわれは、強力な軍事力によってのみ平和が保障されるという哲理をつねに銘記し、自衛の原則を揺るぎなく堅持し、国防力を引き続き強化しなければなりません。

共和国政府は人民軍を強化し、全人民武装化、全国土要塞化の実現に必要な人的・物的資源を優先的に十分に保障し、国防工業のチュチェ化、現代化を完璧に実現して、国家の防衛力を絶えず向上させていくでしょう。

社会主義文化をわれわれの方式で開花、発展させるべきです。

国家的に教育を最優先視する気風を確立し、われわれの方式の教育革命を推し進めて、先進国の教育水準を追い越さなければなりません。教育部門では教員の陣容を固め、現代教育発展の趨勢に即して教育の質を高めて、国の科学技術発展と社会主義建設を担って立つ人材をより多く育成しなければなりません。

全人民科学技術人材化のスローガンを高く掲げて、すべての勤労者を働きながら学ぶ教育システムに網羅させて知識型勤労者に育てなければなりません。

共和国政府は、社会主義保健医療事業に特に大きな力を入れるべきです。医療サービス活動をさらに改善し、医科学技術を先端水準に引き上げ、保健医療部門の物質的・技術的土台を強固にして、人民にわが国の社会主義保健医療制度の恩恵がより多く行き渡るようにしなければなりません。

文化芸術部門では、時代の要請と人民の志向を反映させた名作をより多く創作し、特に映画部門で新世紀の映画革命の火の手を燃え上がらせて、社会主義文化発展の新たな全盛期を開く上で先駆的役割を果たさなければなりません。

スポーツは国力を強め、民族の英知と尊厳を轟かせる上できわめて重要な役割を果たします。国家的にスポーツ科学と専門スポーツ技術を発展させ、大衆スポーツ活動を広く手配し行うことに力を入れる一方、国際競技大会も十分に行えるようにスポーツ施設を増やし、近代的に改造するための活動を先を見通して行わなければなりません。

社会主義的生活様式と道徳紀綱を確立することは、われわれの思想、われわれの制度を守り輝かせるための深刻な政治闘争であり、厳しい階級闘争です。

われわれは、社会の全構成員が社会主義のわが文化が一番であり、われわれの生活様式と道徳が一番だという誇りと自負を抱いて集団主義的生活気風と道徳気風を高く発揮し、文明の発展を志向する今日の時代の美感に合う朝鮮式の革命的かつ楽天的な生活文化を積極的に創造し、広く享受するようにしなければなりません。人々の精神を侵食し、社会を変質、堕落させるあらゆる不健全で異質な傾向の些細な要素についても警戒心を持って思想教育、思想闘争を力強く行い、法的闘争の度合いを強めてわが国家の思想・文化陣地を固守しなければなりません。

共和国政府に課された膨大な革命課題を成功裏に遂行するためには、人民政権機関の機能と役割を強めなければなりません。

人民政権機関は、革命発展の要求に即して社会全般に対する統一的指導を一層強化すべきです。

社会主義的政治制度を絶えず強化発展させ、経済・文化建設を推し進めるための活動をとらえていかなければなりません。特に政権機関の活動で経済事業を優先視し、人民生活を向上させることに力を集中しなければなりません。社会生活のすべての分野と地域を掌握し、統一的に指導するとともに、個別的部門と単位の創意性を強く発揮させるべきです。

人民政権機関は、その本分に即して人民大衆のために滅私奉仕する気風を確立しなければなりません。

人民政権機関はつねに人民の声に耳を傾け、彼らの要求を反映させて仕事を計画し、設計し、人民が望むことを見つけ出してあくまで実行し、人民大衆を動かして党の路線と政策を貫徹しなければなりません。すべての活動で人民の利益と便利を最優先的に保障し、人民の生活を責任を持って見守らなければなりません。

人民政権機関は、金正日同志が国情が最も困難な時期にも変わることなく固守した無料義務教育制と無料治療制をはじめ優れた人民的施策を正しく実施することによって、人民が社会主義祖国のありがたさを生活を通じて実感し、祖国の富強・発展のために奮い立つようにしなければなりません。

人民政権機関は、党の指導の下でのみ活動することを鉄則とすべきです。

人民政権機関は、党の思想と方針を尺度にしてすべての活動を行い、党の政策を積極的に擁護し、党の示した革命課題を忠実に実行することによって、わが党の政策の生命力が誇示されるようにすべきです。各級党組織は、革命発展の要求に即して政権機関の活動に対する集団的指導を深化させ、すべての幹部が革命に対して担っている自分の責任と本分を果たすように極力後押しすべきです。

各級人民政権機関の幹部の責任感と役割を強めるべきです。

今日の躍動する現実は、幹部が総攻勢の先頭に立って果敢な闘争を展開し、革命の指揮メンバーとしての本分を果たすことを切実に求めています。

人民政権機関の幹部は強い党性と革命的原則性を持ち、課された仕事を、自分が全的に責任を負う立場に立って、大胆かつ積極的に推し進めなければなりません。大胆さと積極性が党を信じる心から生まれるとすれば、小心さと御機嫌うかがいは党に対する信頼不足から生まれます。幹部は党が後押ししてこそ実績を上げる受動的な活動態度を決定的に根絶し、党から与えられた課題は身を粉にして最後までやり遂げる強靭な革命家的活動姿勢を持たなければなりません。幹部は着想力と組織力、掌握力と指導力、展開力を絶えず養い、どんな課題でも立派にやりこなす仕事の達人にならなければなりません。わが党の大衆工作方法を体得し、すべての活動で率先垂範の気風を発揮し、人民のために靴の底がすり減るほど走らなければなりません。わが党の人民愛の真意を胸に刻みつけ、人民に対して限りなく謙虚であるべきであり、つねに人民と生死、苦楽をともにし、人民のために一身を捧げる人民の真の忠僕にならなければなりません。

3

同志のみなさん!

民族最大の悲願である祖国統一のためのわれわれの歴史的闘争は今日、新しい局面を迎えています。

われわれは、偉大な領袖金日成同志と偉大な指導者金正日同志が一生涯最大の心血を注ぎ、労苦を費やした祖国統一の偉業を必ず実現するという決心を固め、北南関係の改善と朝鮮半島の平和保障のための画期的な措置を次々と講じています。

昨年、われわれが3度にわたって歴史的な北南首脳の対面と会談を行い、北南宣言を採択して北南関係に劇的な転換をもたらしたことは、刻一刻と戦争の瀬戸際に近づく重大な情勢を転換させ、祖国統一のための新しい旅程の出発を宣言した、非常に大きな意味がある出来事でした。

今、全民族は歴史的な板門店(パンムンジョム)宣言と9月平壌(ピョンヤン)共同宣言が忠実に履行されて朝鮮半島の平和的雰囲気が持続し、北南関係が絶えず改善されていくことを切に願っています。

しかし、南朝鮮の保守勢力は民族の志向と国際社会の一致した期待にあまりにも不実な言動をもってこたえており、北南関係を板門店宣言発表以前の時期の状態に逆戻りさせようとあがいています。

アメリカは南朝鮮当局に「速度の調節」を露骨に強いており、北南合意の履行を自分たちの対朝鮮制裁・圧迫政策に服従させようとあらゆる面にわたって策動しています。

そのためわれわれは、朝鮮半島の緊張を緩和し、北南関係改善の雰囲気を持続させるか、さもなければ戦争の危険が深まる中、破局へと突っ走った過去に戻るかという重大な情勢に直面しています。

われわれは民族の運命と前途、地域の平和と安全について深く憂慮させる今の事態を袖手傍観するわけにはいかず、全同胞の一致した志向と念願に即して早急にそれを改善するための積極的な対策を講じていかなければなりません。

そのためにはまず、いかなる困難や障害が横たわろうとも、民族の総意が集約された北南宣言を変わることなく固守し、忠実に履行していくという立場と姿勢をとらなければなりません。

すでに言明しているように、南朝鮮当局と手を取り合い、北南関係を持続的で揺るぎない和解・協力関係に転換させ、全同胞の一致した願いどおり、平和的で共に繁栄する新しい民族史をつづっていくというのは私の確固不動の決心であることを今一度明らかにしておきたいと思います。

現在の好ましからざる事態を収拾し、北と南がやっとのことでもたらした関係改善の好ましい雰囲気を盛り上げ、それが平和と統一の意味のある結実となるようにするためには、自主精神を曇らせる事大的根性と民族共通の利益を侵す外部勢力依存政策に終止符を打ち、すべてのことを北南関係の改善に服従させなければなりません。

私は、南朝鮮当局が真に北南関係の改善と平和、統一を願うのなら、板門店対面と9月平壌対面の時の初心に立ち返り、北南宣言を誠実に履行して民族に対する自分の責任を果たすべきだと思います。

南朝鮮当局は、成り行きを見て左顧右眄し、せわしく行脚して差し出がましく「仲裁者」、「促進者」のように振る舞うのではなく、民族の一員として自分の信念を持ち、堂々と自分の意見を述べて民族の利益を擁護する当事者にならなければなりません。

北南関係改善の雰囲気を引き続き生かしていくためには、敵対的な内外の反統一・反平和勢力の蠢動を粉砕しなければならないというのが、われわれの一貫した主張です。

アメリカとともに、名称だけ変えて、中断することになっていた合同軍事演習まで再び強行しながら、隠蔽された敵対行為を執拗に続ける南朝鮮軍部好戦勢力の無分別な策動をそのままにしておいて、また、一方的な強盗さながらの要求を前面に持ち出し、関係改善に人為的な障害をもたらしているアメリカの時代錯誤的な傲慢さと敵視政策を根源的に清算することなしには、北南関係における進展や平和・繁栄のいかなる結実も期待できないということを、手遅れにならないうちに悟ることが必要です。

北と南、海外の全同胞は、民族の運命と前途をかけて、北南関係の改善と平和統一へ向かう歴史の流れに挑戦するアメリカと南朝鮮保守勢力の策動を断固阻止し、破綻させなければなりません。

南朝鮮当局が真に北南関係の改善と平和、統一の道へ進むつもりなら、われわれの立場と意志に共感して歩調を合わせるべきであり、言葉ではなく、実際の行動によってその本意を示す勇断を下すべきです。

わが党と共和国政府は、今後も民族の志向と念願を厳かに銘記し、北南関係の持続的な発展と国の平和統一を実現するために引き続き真剣な、かつ粘り強い努力を傾注するでしょう。

同志のみなさん!

世界の脚光を浴びて昨年の6月にシンガポールで行われた史上初めての朝米首脳の対面と会談は、砲火をまじえていた朝鮮半島に平和定着の希望を与えた画期的な契機となり、6・12朝米共同声明は、世紀を継いで敵対関係にあった朝米両国が新しい関係の歴史をつづっていくことを世界に告げた歴史的な宣言であるため、平和を志向する国際社会の全幅の支持と賛同を得ました。

朝鮮民主主義人民共和国は、核実験と大陸間弾道ロケット試験発射の中止をはじめ重大で意味のある措置を主動的に講じて、朝米敵対関係解消のキーポイントである信頼構築の第一歩を踏み出すとともに、アメリカ大統領の要請した米軍遺骨送還の問題を実現するというおおような措置も講じて、新しい朝米関係樹立の里程標となる6・12朝米共同声明を誠実に履行しようとする意志を示しました。

しかし、去る2月ハノイで行われた第2回朝米首脳会談は、われわれが戦略的決断と大勇断を下して踏み出した歩みが果たして正しかったかという強い疑問を抱かせ、アメリカが真に朝米関係を改善しようとしているのかという警戒心を抱かせる契機となりました。

われわれは第2回朝米首脳会談で、6・12朝米共同声明を履行するために必ず経なければならない段階と手順を朝米双方の利害に合致するように設定し、より重みと信頼性のある措置を講ずるという決心を披瀝し、これに対するアメリカの呼応を期待しました。

ところが、アメリカは全く実現不可能な方法についてのみ頭を使って会談の場に出てきました。

換言すれば、われわれと対座して問題を解決していく準備ができておらず、明確な方向と方法論もありませんでした。

アメリカはそのような考え方では百回、千回われわれと対座したとしても、われわれを少しも動かすことができないだろうし、なんらの利益も得ることができないでしょう。

今、アメリカではわれわれの大陸間弾道ロケット迎撃を想定した試験が行われ、アメリカ大統領が直接中止を公約した軍事演習が再開されるなど、6・12朝米共同声明の精神に逆行する敵対的な動きが露骨になっており、これはわれわれを甚だしく刺激しています。

私はこのような流れをすこぶる不快に思っています。

風が吹けば波が立つように、アメリカの対朝鮮敵視政策が露骨になるほど、それにこたえるわれわれの行動も伴うようになっています。

最近、アメリカは第3回朝米首脳会談を開くことを考えており、対話による問題解決を強く示唆していますが、新しい朝米関係樹立の基本的方途である敵視政策の撤回には依然として背を向けており、かえってわれわれに最大の圧迫をかければ屈服させることができると誤判しています。

もちろんわれわれも対話と協商による問題解決を重視していますが、自分の要求だけを一方的に押し付けようとするアメリカ式対話法には体質的に合わず、興味もありません。

アメリカが対話を通じて問題を解決しようと言いながら、われわれに対する敵対感情を日ごとにあおり立てているのは、油で火を消すといったような愚かで危険な行動です。

朝米間に根深い敵対感情が存在している状況の下で6・12朝米共同声明を履行していくためには、双方が互いの一方的な要求条件を取り下げ、各自の利害に合致した建設的な解決法を見いださなければなりません。

そのためにはまず、アメリカが今の計算法を捨て、新しい計算法を持ってわれわれに近寄ることが必要です。

今、アメリカは第3回朝米首脳会談の開催について多くを語っていますが、われわれにとってハノイ朝米首脳会談のような首脳会談が再現されるのはうれしいことではなく、それを行う意欲もありません。

しかし、トランプ大統領がしきりに述べているように、私とトランプ大統領の個人的関係は両国の関係のように敵対的なものではなく、われわれは依然として良好な関係を維持しており、思い立ったらいつでも互いに安否を問う手紙をやりとりすることもできます。

アメリカが正しい姿勢でわれわれと共有できる方法論を見いだした上で第3回朝米首脳会談の開催を提起するなら、われわれとしてももう一度は会談を行う用意があります。

しかし、今この場で考えてみると、何かの制裁解除の問題のためにのどが渇いてアメリカとの首脳会談に執着する必要はないという気がします。

ともかく今年の末までは忍耐強くアメリカの勇断を待つつもりですが、この前のようによい機会を再び得るのは確かに難しいでしょう。

今後、朝米双方の利害に合致し、双方がともに受け入れることのできる公正な内容が紙面に記されてこそ、私はためらうことなくその合意文書に署名するであろうし、それは全的にアメリカがどのような姿勢で、いかなる計算法を持って出てくるかにかかっています。

明白なことは、アメリカが今の政治的計算法を固執するなら、問題解決の展望は暗いであろうし、危険きわまりないだろうということです。

私は、アメリカが今日のような重要な時点で賢明な判断を下すものと期待し、かろうじて止めた朝米対決の秒針が永遠に二度と動き出さないことを願っています。

共和国政府は、わが国の自主権を尊重し、わが国に友好的に対する世界各国との友好と協力のきずなを強化発展させるとともに、朝鮮半島に恒久的で揺るぎない平和体制を構築するために、世界のすべての平和愛好勢力としっかり手を携えていくでしょう。

同志のみなさん!

ただいま述べたように、敵対勢力の制裁解除の問題などにはこれ以上執着しないであろうし、私はわれわれの力によって繁栄の道を開くでしょう。

われわれの闘争目標は膨大であり、社会主義建設の前途には依然として挑戦と困難が横たわっていますが、金日成・金正日主義の旗印を高く掲げて自力で富強の新しい局面を開き、強国の理想と目標を実現していこうというわが党と共和国政府の意志は確固不動です。

自主の道に繁栄があり、勝利があります。自分の力を信じ、自分の力で前途を切り開いていくという確固たる信念と意志を持つ国家と人民の力強い進軍は何をもってしても逆戻りさせたり押しとどめることはできません。

ともに、偉大な金日成・金正日主義の旗印をさらに高く掲げ、党と共和国政府の周りに固く団結して、社会主義強国建設の偉業を立派に実現するために総進撃しましょう。

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元記者。 過去に平壌特派員として駐在した経験あり。 当時、KEDOの軽水炉建設着工式で、「星条旗よ永遠なれ」をBGMとして意図的に流しながら薄ら笑いを浮かべていた韓国側スタッフに対し、一人怒りを覚えた事も。 朝鮮半島、アジア、世界に平和な未来が訪れんことを願う、朝鮮半島ウォッチャー。 現在も定期的に平壌を訪問している。