「北南軍事分野合意書を再び開いて、何を合意したのかしっかり見よ」 南北将官級軍事会談北側代表団スポークスマン

高麗ジャーナル

南北将官級軍事会談の北側代表団スポークスマンが8日、南朝鮮軍当局が朝鮮の火力打撃訓練について出まかせを言っているとして朝鮮中央通信社記者の質問に答えた。

以下全文

報道されたように去る5月4日、朝鮮東海上では朝鮮人民軍最前線・東部前線防御部隊の火力打撃訓練が行われた。

経常的な戦闘動員準備判定のために行われた今回の訓練は、我が軍隊の経常的な訓練計画に従って我々の領海圏内で行われたことであるので誰それの論難の種にはならない。

それゆえ、国際社会はもちろん、米国と日本も今回の火力打撃訓練に対して中・長距離ミサイル発射でも、大陸間弾道ミサイル発射でもないから、いわゆる「約束違反」ではないという立場を明らかにした。

特に、発射した飛翔体が朝鮮東海の東北の方の我が軍の水域に落ちて米国や南朝鮮、日本のどこにも脅威にならなかったと認めた。

ところが、突拍子もなく南朝鮮で荒唐無稽な声が出てきて我々は驚かざるを得なかった。

7日からは、南朝鮮軍部がスポークスマンを押し立てて、我々の訓練に対して「北と南が約束した軍事的合意の趣旨に反する」「軍事的緊張を招く実戦訓練である」「緊張高調行為の中断を求める」と出まかせを言っている。

我々に不当な中傷をしようとして誰かがなんと言おうとも、南朝鮮軍部だけは我々に対して、特に北南軍事分野の合意に対して一言半句も言う体面がない。

空中では米国と共に夥しい飛行隊力量を動員して主権国家を狙った挑発的な連合空中訓練を二週間も行い、それにも満足せず地上では宗主の「THAAD」展開訓練にむしろを敷いてやったかと思えば、米国が我々を脅かす大陸間弾道ミサイル「ミニットマン」を発射したことに対しては唖者の夢のように振舞いながら、いかなる言い分があって同族にそんな戯言を言い散らすのか。

面の皮の千枚張りという諺のように、自分らがしたいことは意のままにしたのに、しらを切って我々の経常的な訓練に対してどうのこうのと言っているのだから、顔に鉄仮面を被っているのではないかと問いたい。

南朝鮮軍部には、米国と共に行った連合空中訓練が華麗なサーカス飛行に、米国の大陸間弾道ミサイルは祝砲のように見える反面、同族の戦術誘導兵器は自分らの頭上に落ちる晴天の霹靂のように思えるようである。

我が軍隊が経常的に行う訓練に病的に反応する南朝鮮軍部の繊弱な神経が心配になる。

南朝鮮軍部がどんなに怖がり、恐ろしがっているのかを自ら示した。

その程度の火力打撃訓練にそんなにびっくり仰天するほどであれば、それより威力ある先端兵器が動員された火力打撃訓練を見る場合、気絶するのではないか。

南朝鮮当局は「趣旨に反する」との戯言を言い散らす前に、北南軍事分野の合意書を再び開いて、我々と対座して何を合意したのか文言からしっかりと見て、働いた行為を振り返るのが純理である。

そうすれば、我々に対して背信的に働いた挑発行為によっていくら気が引けるとしても、むやみに相手に言い掛かりをつける「勇気」が出ないであろうし、同族に対して軽口を叩いては袋だたきになりかねないという用心も生じるであろう。

南朝鮮軍部好戦勢力は、自分らが過去の軍事的挑発の悪習を捨てないで我々の神経を触れるたびに、我が軍隊の引き金が幾度も引かれかねなかったのかを知って呟くべきである。

歴史的な北南宣言と軍事的合意書に挑戦して今まで働いた公開された敵対行為は言うまでもなく、隠蔽された敵対行為の2重的行為が全民族のさらなる幻滅と憤怒をかき立てていることを忘れてはならない。

話す資格を完全に喪失した境遇で出まかせを言っては世の笑いの種になりかねないのだから、口を慎む方がよかろう。

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元記者。 過去に平壌特派員として駐在した経験あり。 当時、KEDOの軽水炉建設着工式で、「星条旗よ永遠なれ」をBGMとして意図的に流しながら薄ら笑いを浮かべていた韓国側スタッフに対し、一人怒りを覚えた事も。 朝鮮半島、アジア、世界に平和な未来が訪れんことを願う、朝鮮半島ウォッチャー。 現在も定期的に平壌を訪問している。