国際女性平和団体、朝鮮戦争終戦宣言決議案通過を促すキャンペーン開始

国際女性・平和運動団体が立ち上げた「コリアピースナウ」が最近、米国下院の朝鮮戦争終戦宣言決議案通過を促すキャンペーンを開始した。

「コリアピースナウ」は、「ウーマンクロスDMZ」など4つの国際女性平和運動団体が2019年3月に立ち上げた国際連帯キャンペーンで、2020年末までに朝鮮戦争公式終結と平和協定締結、朝米関係正常化などを目的として掲げている。

キャンペーンは、現在、米国議会下院に係留中の「朝鮮戦争の公式終結要求決議案」(H.Res.152)への支持を議員に促す地域住民のオンライン書簡発送を支援する方式で行われ、「コリアピースナウ」は、ウェブサイトに独自作成したオンライン書簡を掲載して、米国の有権者が名前とアドレスだけ乗せればその選挙区の議員に書簡を発送できるようにした。

「コリアピースナウ」が作成したオンライン書簡には、「(朝鮮半島)の核危機の根本的な原因は、米国と北朝鮮の間に持続されている戦争状態にある」ことを認める時だとし、「韓国と米国、全世界の人々の安全のために、70年に渡る戦争を終息させる現在の歴史的なチャンスをつかむことを促す」という内容が盛られている。

書簡はまた、「北朝鮮は、米国の『敵視政策』のために核兵器を開発していると繰り返し明らかにしてきた」指摘、「平和協定は、このような危機を解決し米国の国家安全保障の利益を進展させるために米国が取ることができる最も効果的で唯一の信頼関係構築措置」だと強調した。

それとともに「米国連邦議員は、このような価値のある目標を拡大するため議会を活用して、現在および将来の政権が目標を達成するために最善をつくすことを促すことにより、平和のための政治的空間を構築することができる」という内容も盛られた。

2019年2月に民主党のでロー・カンナ議員が代表発議したこの決議案は、朝鮮戦争の公式終息が含まれる平和協定の締結を促す事が核心内容となっており、現在41人の議員の支持を受けている。

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元記者。 過去に平壌特派員として駐在した経験あり。 当時、KEDOの軽水炉建設着工式で、「星条旗よ永遠なれ」をBGMとして意図的に流しながら薄ら笑いを浮かべていた韓国側スタッフに対し、一人怒りを覚えた事も。 朝鮮半島、アジア、世界に平和な未来が訪れんことを願う、朝鮮半島ウォッチャー。 現在も定期的に平壌を訪問している。