金国務委員長が台風被災地を訪問、会議を招集し最大限のサポートを決定

朝鮮の金正恩国務委員長が5日、台風9号により3日に咸鏡南北道で起きた自然災害からの復旧戦闘を組織するための党中央委員会政務局拡大会議を被災地現地で招集、指導した。

会議には、党中央委員会政務局メンバーと組織指導部、宣伝扇動部をはじめとする党中央委員会主要部門の責任活動家、朝鮮人民軍総参謀長、朝鮮人民軍指揮メンバーが参席した。

金国務委員長は、台風9号による大雨と強風で咸鏡南道と咸鏡北道で被害が発生したことと関連、すぐに党中央委員会副委員長を現地に派遣して部門別被害実態を具体的に調べるようにし、党中央委員会副委員長から台風の被害状況について詳細な報告を受けた。

それによると、台風9号による大雨と強風て咸鏡南道と咸鏡北道沿岸沿線地帯で1000以上の世代の住宅が破壊され、少なからぬ公共建物や農地が浸水した。

会議では、咸鏡南北道の被害回復問題を深く討議、この地域に急遽派遣する建設力量の編成問題と設計、資材輸送保障問題をはじめとする具体的な対策を決定した。

金委員長は、今回の被害復旧事業を自然災害を打開する為の単純な経済実務的回復の建設過程だけではなく、重要な政治活動の過程として一心団結を強化する契機にしなければならないと強調、全社会的に被害者をまず考えて、彼らと常に苦楽を共にして打ち勝つ高尚な精神道徳美徳を社会主義国風として確立するためにも、首都が地方を積極的にサポートするようにするのが良い述べた。

また、国が難しくて大変な時に、党員、特に首都の党員が先頭に立つことが我々の社会の一心団結をさらに強化するために大きく寄与することになると指摘、党中央は平壌市の中核党員たちに首都党員師団を組織して立ち上がる事を訴えると明かした。

金国務委員長は、首都の党員が党中央の意図を受け止めて被災地復興建設の先鋒的役割をしながら地方の党員、労働者階級と苦楽を共にし、我々の社会の一致団結した姿を余すところなく誇示するだろう、我が首都の党員が、党創建75周年祝日と党第8回大会を控えた神聖な闘いで首都の党員らしく一役をしっかり果たすだろうと信頼を表示した。

金委員長は、数年前の北部災害復旧回戦闘時のように今回も輸送部門に総動員令を下し、輸送組織と指揮を強化して回復用資材を建設に支障がないよう保障しなければならないと強調、主な復旧建設用資材需要を打算し保証対策を立てた。

それと共に、人民軍が祖国の守護者、人民の幸福の創造者としての自己の使命と本分に忠実であるという確信を表明、咸鏡南北道の被害復旧戦闘に呼ぶ党中央軍事委員会命令を下した。

会議では、朝鮮労働党咸鏡南道委員会委員長のキム・ソンイルを解任し、党中央委員会の組織指導部副部長を新たに咸鏡南道党委員長に任命した。

一方、金委員長は会議後に咸鏡南道の台風被災地域に訪れ、現地の状況を直接確認した。

金委員長は、津波被害が示すように我が国の全体的な沿岸沿線地帯の安全対策が不備で海岸防潮堤が充分に正しく構築されていないと厳しく指摘、我々が重要な政策課題としてとらえて早急な対策をする必要がある事業だと強調、これからも自然の狂乱が続けざま起こりうる条件で、将来的に水陸線の近くにある住民たちの安全性を徹底的に検討し考慮しながら安全地帯に移動させる計画を立てなければならないと述べた。

また、津波や台風の影響から居住地域と農地を保護するための恒久的な海岸構造物を質的に建てるため、海洋・水理工学部問の科学研究ユニットと港や桟橋、防波堤の設計を専門とする設計研究所を網羅して、海岸防潮堤と港湾の防波堤を標準工法通り建設するための研究と設計をしっかりするようにして国家的な力量を動員して年次別計画に基づいて建設していかねばならないと強調した。

金委員長は台風被害を受けた農作物の生育状況について了解しながら、収穫の減少を最小限に抑えるための農業技術的対策を積極的に立てることを強調した。

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元記者。 過去に平壌特派員として駐在した経験あり。 当時、KEDOの軽水炉建設着工式で、「星条旗よ永遠なれ」をBGMとして意図的に流しながら薄ら笑いを浮かべていた韓国側スタッフに対し、一人怒りを覚えた事も。 朝鮮半島、アジア、世界に平和な未来が訪れんことを願う、朝鮮半島ウォッチャー。 現在も定期的に平壌を訪問している。