金総書記、「第8回党大会が示した5カ年計画の初年の課題を貫徹することについて」を報告

朝鮮労働党中央委員会第8期第2回総会が8日から11日まで行われた。

金正恩党総書記が、党中央委員会政治局の委任によって総会を運営、執行した。

総会では、現時期、社会主義建設を阻害する否定的要素を徹底的に克服し、党を組織的・思想的にいっそう強固にし、各党組織の戦闘的機能と役割を強める上で提起される一連の問題も真摯に研究すべきであるとし、総会で討議する議案を提起した。

1.第8回党大会が示した5カ年計画の初年の課題を貫徹することについて

2.全社会的に反社会主義、非社会主義との闘いをより度合い強く繰り広げることについて

3.党中央委員会のスローガン集を修正することについて

4.「朝鮮労働党規約解説」の審議について

5.組織問題

総会の第1の議案では、金総書記が綱領的な報告「第8回党大会が示した5カ年計画の初年の課題を貫徹することについて」を行った。

総書記は報告でまず、新しい国家経済発展5カ年計画の遂行のための初年の経済活動を立派に手配することに言及、朝鮮労働党第8回大会が決定した新しい展望目標を達成する上で初年の活動が非常に重要であると述べ、5カ年計画も初年の計画がよく立てられ、まともに執行されてこそ最終目標の達成へと確信をもって進むことができると語った。

報告は、新しい5カ年計画は旧態依然として陳腐な全てのものと決別し、新しい出発をすることを求めており、今、全国の人民は党大会の決定貫徹のための活動がいかに始まり、どんな変化が起きるのかを見守っていると強調した。

第8回党大会の決定執行の成果いかんを左右する今年の活動を立派に行うには、その作戦図、設計図である計画から革新的かつ実質的に立て、全党、全国、全人民がその実現のための闘いを力強く展開しなければならない。

報告は、しかし内閣が作成した今年の人民経済計画が以前のものと別に変わらないと分析し、たった今、党大会で決定し、党大会の文献に対する集中学習と方向討議を行ったにもかかわらず、提起された今年の経済活動計画に党大会の思想と方針が正確に反映されず、革新的な眼識と明白な策略が見えないと指摘した。

主要経済部門の計画を作成する上で内閣が主導的な役割を果たさず、各省が起案した数字をほとんど機械的にまとめたので、ある部門の計画は現実的可能性もなく主観的に高め、ある部門では整備、補強の美名の下に十分に遂行可能で、必ず遂行すべきものも計画を低く立てる弊害が現れた。

報告は、これらの傾向がひどく現れた各部門の活動を辛辣に批判した。

農業部門では、農業の条件が不利で国家的に営農資材を円滑に保障することが困難な現状態を全く考慮せず、5カ年計画の初年から穀物生産目標を主観的に高く立てたため、これまでと同様、計画の段階から官僚主義と虚偽報告を避けられなくした。

その反対に、電力工業部門と建設部門、軽工業部門では基本指標生産計画を年末に批判を受けない程度に低めて起案する偏向をおかした。

今、金属、化学、機械工業部門の主要工場、企業と全国の地方産業工場、農業部門では電気を少しでももっと送ってくれることをもどかしく求めており、炭鉱、鉱山でも電気が不足して生産が中止される困難が存在し、人民の生活にも不便を与えている。

現実がこうであるにもかかわらず、内閣と国家計画委員会、電力工業省では主要工場、企業の現在の電力需要に合わせ、発電機の元の性能を回復するのに力を入れるという条件を持ち出して、今年の電力生産計画を現在の電力生産水準よりも低く立てた。

建設部門でも資材と労力の保障を口実に平壌市の住宅建設計画を党大会で決定した目標よりも低く立てたが、これは経済部門の活動家が条件と環境にかこつけてを息を入れながら実行する真似でもするという保身と敗北主義の種である。

報告は、住宅建設は人民に安定して文化的な生活を提供するための重要な事業であり、党大会の権威を守るための政治的問題であると指摘し、党中央は今年平壌市に1万世帯の住宅を無条件建設することにしたと言明した。

軽工業部門で資材保障条件と先質後量にかこつけて、今年の履物生産計画をとてつもなく低く立てたことに対しても深刻に批判された。

報告は、他の部門でも計画を低く立てて年末に超過遂行したという評価を受けようとせず、実際に経済建設と人民の生活に寄与できるように発展指向性と力動性、牽引さ、科学性が保障された目標を提起すべきであると強調した。

総書記は報告で、今年の経済活動を手配しながら生産能力と土台を拡張するための作戦を実質的に練ることに関する問題に言及した。

人民経済の全ての部門で現行の生産を進めながら、今後生産を成長させられるように新しい生産拠点を建設し、立ち後れた生産工程を近代化し、必要な工程を補強して生産能力を拡張するための活動を並行して推し進めなければならない。

国家的に5カ年計画の中心課題に提起された通りに、金属工業と化学工業を要に設定して投資を集中し、農業部門の物質的・技術的土台を打ち固めるための活動を今年から計画的に進めなければならない。

我々に実際に切実で一つの成果で十を得られる対象を選定して、尖入式に力を集中するための方案もあらなければならない。

報告は、経済活動で特別に重視して革新的に具現すべき問題は国家的な自力更生、計画的な自力更生、科学的な自力更生であると強調し、今年の計画に人民経済の重要部門で要求される資材を優先的に保障することになっているが、国家的な保障対策を立てたのは少ししかないと指摘した。

必ず輸入しなければならない物資でもなく、国内で生産する製品も能力の限り買い入れて使えというのは、経済指導機関が自力更生のスローガンを歪曲して自分の責任を下部単位に転嫁する最も典型的な怠慢行為である。

このような状態が持続すれば、国家の経済権と統制力が次第に消失し、国営企業を不法な金儲けへ進ませる結果を生むことになる。

報告は、内閣と国家計画委員会が人民経済の全ての部門と企業体の生産物を中央集権的に、統一的に掌握し、生産消費的連係を結んでやって需要を円滑に満たす事業体系に早急に方向転換をすべきであると指摘し、重要基幹工業部門の企業体と一つしかない工場に労力、設備、資材、資金を集中的に与えて国家的な奨励措置と特恵措置を取り、輸入指標を国内生産で保障するための具体的な対策を講じることについて強調した。

総書記は報告で、今年の経済活動を手配する上で人材を重視し、各分野の科学技術人材と管理人材、党活動家の育成に特別な注意を払われなければならないと言及した。

今、国の経済をもり立てる上で最もひっかかっているのは人材不足であり、全ての活動を大胆に革新しようとする今、新型の人材を育成するのは切実な課題として提起されている。

党と国家活動、経済活動と人民生活において実際の変化をもたらそうとするには、人材育成事業から変化が起きなければならない。

報告は、全ての部門、全ての単位で将来に国の一つの部門を担っていく科学技術人材、行政活動家、党活動家を育成することを5カ年計画の重要な課題と見なして計画的に行うべきであると明らかにし、そのためには人民経済の全ての部門で自分の分野に必要な人材は自前で育成する原則に立って活動を用意周到に行い、経済幹部は自分の部門の実態を把握して改善対策を模索する上で人材をまず探し出し、彼らに頼ることを重要な方法論にとらえなければならないと指摘した。

続けて、人材を掌握できず育成できなければいかなる事もできず、党大会の決定も貫徹することができないという観点を持って人材を大胆に登用し、実践の中で育成して党と国家の前に立たせるのが全ての活動家の共通の活動態度、活動気風にならなければならないと言及した。

また、着想力と組織展開力、掌握力が優れた経営人材、管理人材を発掘して意図的に育成し、対人活動を巧みに行える党活動家を養成する事業を立派に行わなければならないと強調した。

総書記は報告で、党大会の決定貫徹のための初年の活動を展開しながら、全党的、全国家的、全社会的に単位特殊化と本位主義に終止符を打つための闘いを強力に展開していくことについて重要に言明した。

報告は、権勢と官僚主義、不正腐敗が個別の人々が犯す反党的、反人民的行為ならば、単位特殊化と本位主義は部門と団体の帽子をかぶって勝手気ままに行われるより重大な反党的、反国家的、反人民的行為であり、わが党の人民大衆第一主義政治を実現し、主体的力、内的原動力を固める上で最も障害になると烙印を押した。

報告は、国家と人民の利益を侵害し、党の決定、指示の執行を怠ける単位特殊化と本位主義の傾向をこれ以上そのまま放っておくことはできず、党権、法権、軍権を発動して断固と打撃を加えなければならないと特別に言明した。

報告では、今回の総会をきっかけに単位特殊化と本位主義を権勢と官僚主義、不正腐敗行為と異なるものがない革命の敵、国家の敵として重大視し、全面的な戦争を繰り広げることにした党中央委員会の決心が表明されたし、単位特殊化と本位主義を一掃するための戦争で全ての党組織と政治機関、国家機関と全人民が主体になることに関する問題が強調された。

総書記は報告で、国家的な非常防疫規律を徹底的に堅持しながら、自立経済の潜在力を発揚させ、人民の生活を最大限安定させる方向で今年の経済活動を手配することに言及した。

総書記は報告で次に、今年の人民経済部門に提起される課題を提起した。

報告では、金属、化学、電力、石炭、資源開発および採取、機械工業、林業をはじめとする基幹工業部門で現行の生産を進めながら、生産土台を補強する上で今年に遂行すべき重点課題が提起され、その実現方途が具体的に明示された。

そして、鉄道運輸部門で今年の活動の中心を鉄道の整備、補強に置いて線路の状態を改善するための活動を強く推し進めることについて重要に言明された。

報告は、建設建材工業部門で平壌市に1万世帯の住宅を無条件建設し、インフラ工事を計画通りに終えることをはじめ重要建設と地方建設を大々的に行い、セメント生産能力の拡張事業を積極的に進め、相異なる建材品に対する需要を責任をもって満たすことに関する課題を提起した。

総書記は報告で、人民の食衣住問題を解決する上で大きな分を受け持っている軽工業部門が全ての潜在力を動員して一般消費財、軽工業製品の生産を最大限増やさなければならないと強調し、原材料の国産化と再資源化、設備の元の性能回復と新しい生産能力の造成、地方産業と端川地区鉱業総局の活性化を今年の活動の中心に規定した。

報告は、第8回党大会が示した市・郡強化路線を貫徹し、地方産業工場の新しい基準を生み出すために今年、江原道金化郡の地方産業工場をこぎれいに整えて推し立てるようにしたことを強調し、内閣と国家計画委員会、軽工業省がそのための対策を立てることに関する課題を提起した。

これとともに、水産部門で今年、物質的・技術的土台を強固にすることに力を入れ、漁労活動と養殖、養魚を活発に繰り広げて人民が実質的なおかげを被るようにすることに言及した。

報告では、商業、逓信、国土環境、都市経営、対外経済、観光部門で今年に遂行すべき主な課題が詳細に指摘された。

総書記は報告で、今年、農業生産計画を無条件に遂行することについて強調した。

報告は、農業部門で今年の穀物生産計画と買付け計画を徹底的に実行して穀物増産の安定的かつ持続的な発展をもたらすための基礎を着実に固めなければならないと述べ、農業省をはじめ各農業指導機関で農業の企画を先を見通して行い、特に災害性気候に対処する科学的で現実的な方策を立てることに言及した。

ヘクタール当りの収量を高めるために多収穫品種を育種し、多収穫品種の栽培面積を増やすことに関する課題、地力を画期的に高めることに関する課題、品種別特性と営農工程別に応じた科学的な栽培方法を確立することに関する課題、営農期の前に低収穫地を沃土に作るための具体的な計画を立て、強く推し進めることに関する課題を提起した。

トラクターと農業機械生産単位の物質的・技術的土台を築く活動を計画的に推進し、灌漑システムと施設物の復元、灌水面積の拡張を急ぎ、干拓地建設と新しい土地開墾、耕地整理を力強く推し進め、畜産物と野菜、果物、工芸作物の栽培を増やさなければならない。

国家的に今年の農業の成敗がかかっている営農物資の保障を責任を持って行い、農業部門でほらをなくし、農村の里党活動で抜本的な改善をもたらすことに関する問題が取り上げられた。

総書記は報告で、科学、文化部門に提起される課題に言及した。

報告は、科学技術部門で今年、現存の経済的土台を強化し、生産を正常化する上で提起される技術上の問題を円滑に解決し、部門別、地域別、単位別に科学技術人材を100%掌握するとともに、科学者、技術者の資質と水準を高めるための実用的な措置を取ることに関する問題を強調した。

中等教育部門で科学技術人材の後進を計画的に育成するための合理的な教育システムを確立し、大学で情報技術、生物工学、化学、材料部門の専門家をはじめとする科学技術人材をより多く養成すべきである。

保健医療部門で今年、はっきりした改進をもたらすために遂行すべき重要な課題を提起した。

保健医療部門では、いろいろな伝染性疾病を決定的になくすことに優先的な力を入れ、新しい保健医療施設と現在進捗中の製薬工場、医療機器工場、医療用消耗品工場の建設を日程通りに進めなければならない。

報告は、沈滞と冬眠から脱せずにいる文学・芸術部門の実態を厳しく指摘し、新しい転換期に入った現実的要求に即して創作、創造活動において一歩前進を遂げることに言及した。

これとともに、出版報道部門で第8回党大会の決定貫徹へ大衆を鼓舞、激励するための報道戦、言論戦を積極的に展開し、スポーツ部門で各種の競技を多様に手配して、大衆スポーツ活動を活発に行うことに関する課題を提起した。

報告では、人民軍と軍需工業部門、対南部門と対外活動部門で第8回党大会の決定貫徹のために、今年に確定した闘争目標と活動計画を寸分の狂いもなく徹底的に実行していくことが重要に強調された。

総書記は報告で、国家経済指導機関の機能と役割を画期的に高めて経済活動を革新的に改善するための課題について特別に言明した。

現在、早急に解決すべき問題は内閣と国家経済指導機関がその固有な経済組織者的機能と統制機能を復元して、経済全般に対する指導、管理を改善することである。

国家経済指導機関では、権限のせい、条件のせいにして、無為無策で座視していた古びた惰性から脱して、経済的難関と困難を克服するための活動を大胆に積極的に展開すべきである。

非常設経済発展委員会の役割を強めて経済発展を妨げるネックを取り除き、国の経済が円滑に運営されるようにすることが重要である。

報告は、計画の作成段階からかみ合わせをよくするとともに、経済部門間の有機的連係と協同を強化することに注目を向け、国家経済指導機関間に存在する責任回避と本位主義を徹底的に打破し、互いに目的意識的に、積極的に支持、補足しながら提起される困難と難関を切り抜けなければならないと強調した。

経済組織活動と指揮を実質的によく行うためには、計画の規律を確立し、生産の総括を厳しくすることが重要である。

内閣と国家経済指導機関では、全ての生産単位が示逹された生産および資材供給計画を無条件にそのまま遂行するように必要な条件を整えてやりながら要求の度合いを強めなければならず、計画の規律を駆け引きしたり怠ったりする傾向、形式的に執行する傾向と強い闘いを繰り広げなければならない。

報告は、内閣と国家経済指導機関で経済管理方法を改善するための活動を大胆に展開することに関する課題も提起した。

経済管理方法を改善する上で国家的に全ての生産物と輸入物資を統一的に、数字的に掌握し、流通させる方法を探して具現するための活動を重視すべきである。

経済管理問題をわれわれの実情に合わせて朝鮮式に解決するには、政治的方法と経済技術的方法、行政組織的方法を正しく結合させなければならない。

総書記は報告で、経済部門の活動家の責任感と役割を決定的に高めることについて再三強調した。

報告は、現時期、5カ年計画に向けた始発点で経済幹部への党と人民の期待はたいへん大きく、現実は全ての活動家が自身の水準と能力、潜在力の限界を超越して奮闘することを求めていると述べ、わが活動家が常に先を見通して未来に向けて、5カ年計画の終着点に向かって頑強に突進する精神力と闘志を発揮していくことに言及した。

総書記は報告で、人民経済計画の遂行を法的に保証するための課題を提起した。

人民経済計画は党の指令であり、国家の法であるだけに、いったん立てられた人民経済計画に対しては誰も駆け引きする権利がなく、もっぱら無条件に遂行する義務しかないと述べ、法律執行部門で今年、人民経済計画を法的に強力に手抜かりなく保証することを中核的な課題に掲げて、徹底的に実行していくことを強調した。

総書記は報告で、党活動の火力を今年の課題遂行に集中することについて重要に言明した。

報告は、第7回党大会が示した国家経済発展5カ年戦略目標の遂行で現れた深刻な欠点は、各級党委員会が経済活動に対する党的指導を正しくせず、党活動家が党政策貫徹の組織者、旗手としての責任と役割を果たせなかったことに基本原因があると指摘した。

報告では、党組織が今年の経済活動に対する党的指導を強化する上で堅持すべき原則的問題が提起された。

党組織では、党の路線と方針を貫徹するための党の決定書を作成し、採択する上で形式主義を徹底的に克服すべきである。

これまでの旧態依然とした党会議の運営方法から決定的に脱して、今回の総会で提示される課題貫徹のための党の決定を党中央の意図と広範な大衆の意思、自分の単位の現実的条件に合わせて執行の保証と責任の範囲を正確に追及できるように討議、採択すべきである。

党の決定を採択した後には、執行状況を定期的に掌握、総括しながら、長所と成果は拡大し、欠点と偏向は正さなければならない。

報告は、今年、経済課題を成功裏に遂行するための党的指導、政策的指導を実質的に行う上で党組織が舵取りの役割を立派に果たすことについて強調した。

人民経済計画の遂行に対する党組織の舵取りの役割は本質上、党の政策的要求に即して経済活動が円滑に行われるように最も正確な道を明らかにし、その線上から脱線しないように正しく指導する活動である。

党組織は、自分の単位に示達された人民経済計画を抜かりなく遂行するための正しい方法論と具体的な作戦案を樹立し、行政・経済活動が党の政策的要求に即して行われるように積極的に後押しし、現れる欠点と偏向は適時に正さなければならない。

党委員会は、集団的協議を強化し、委員の責任感と役割を強めて人民経済計画を遂行する上で提起される困難と難関を巧みに克服しなければならず、特に党の責任活動家が主観と独断を振るわず、大衆を党政策の貫徹へ奮い立たせる政治的教育者、旗手としての本分を全うしなければならない。

党組織では、月間生産総括を人民経済計画の遂行状況を総括する実務的総括である前に党決定の貫徹状況を総括する党会議と見なし、政治的意義があるものに行って、活動家と生産者大衆を自覚させて競争心を呼び起こし、良い経験を一般化する上でよい契機になるようにすべきである。

報告は今年、経済課題を成功裏に遂行する上で内閣と省、中央機関の党組織の役割を強めることが非常に重要であることを強調し、それに関連する課題を提起した。

省、中央機関の党組織は、党の方針が提示されればその貫徹のための組織・政治活動を実質的に繰り広げ、執行の結果に全責任を持つ立場で行政・経済活動家を積極的に後押ししなければならない。

党政策の貫徹に献身、奮闘せず、敗北主義と保身主義にとらわれて条件のせいにして活動を大胆に展開できないことをはじめ、否定的な傾向を克服するための教育と思想闘争を強く繰り広げて活動家を不断に自覚させなければならない。

総書記は、連続3日間にわたって行った報告を締めくくりながら、一年の活動を計画する段階から誤った部分を正し、朝鮮人民のためのとても大きな仕事を新しく確定したという意味で、そして活動家の間に内在していた消極性と保身主義をはじめ思想的病根を探して是正できるようになったという意味で、今回の総会が非常に時期適切で必要な時期に招集されたと言明した。

総書記は、全ての党中央指導機関のメンバーが分科別協議会を通じて今年の活動計画を正確に確定するとの期待を表明し、本総会が第8回党大会の決定貫徹に立ち上がった全党の党員と全人民により大きな信念と勇気を与える意義ある契機になるようにしようと強調した。

総会では、第1の議案に対する決定書の草案を作成するための分科別協議会が行われ、第1の議案に対する決定書「第8回党大会が示した5カ年計画の初年の課題を貫徹することについて」を全会一致で採択した。

総会は、第2の議案「全社会的に反社会主義、非社会主義との闘いをより度合い強く繰り広げることについて」を討議した。

金総書記は報告で、新しい発展段階に入っているわれわれの革命は反社会主義的・非社会主義的傾向との闘いをいつにもまして強化していくことを求めていると強調し、われわれの思想と制度を脅かし、一心団結を阻害する悪性腫瘍を断固と手術してしまう革命的意志と決心を宣明した。

報告では、党組織と勤労者団体組織、政権機関と法律執行機関で反社会主義、非社会主義との闘いを強力に展開することに関する課題が提起された。

中央から道・市・郡に至るまで強力な連合指揮部を組織して反社会主義、非社会主義との闘いを一律に統一的に掌握し、集中的かつ多角的に強力に展開することが言及された。

特に、党組織が活動家の間で現れる権勢と官僚主義、不正腐敗行為を克服するための作戦を強力に展開するとともに、反社会主義的・非社会主義的行為を庇護、助長させる対象を活動家の陣容から断固と除去することが強調された。

経済管理問題を早急に解決することをわが国家の社会主義的性格を固守し、反社会主義的・非社会主義的傾向を根絶するためのきわめて重要な課題に掲げて、一つ一つきちんと決断力を持って解決していかなければならない。

総書記は報告で、全ての活動家が反社会主義、非社会主義との闘いを低調に言葉だけで行ってはいつになってもそれを終息させられず、その代価を自分自身とわが人民が高価に支払うことになるということを銘記すべきだと述べ、祖国と人民、次代の運命をかけて自分の部門、自分の単位で現れる反社会主義的・非社会主義的行為を無慈悲に抑止、掃滅し、朝鮮式社会主義を強固にして発展させるための闘いで自分の責任と本分を全うしていくことを強調した。

総会は、第2の議案に対する決定書「全社会的に反社会主義、非社会主義との闘いをより度合い強く繰り広げることについて」を全会一致で採択した。

総会では、第3の議案「党中央委員会のスローガン集を修正することについて」を討議した。

総会は、党中央委員会のスローガン集がわが党が恒久的に掲げるべき路線と戦略・戦術、政治理念を集約的に反映した政治的なスローガンに修正されることで、領袖の思想と不滅の革命業績、絶対的な権威を擁護し、わが党の革命的性格を固守し、社会主義偉業を勝利のうちに前進させていく思想的武器としての使命を果たすようになると認めながら、修正したスローガン集を党中央委員会のスローガン集にすることに関する決定を採択した。

総会は、第4の議案「『朝鮮労働党規約解説』の審議について」を討議した。

朝鮮労働党総書記同志が、「朝鮮労働党規約解説」を総会で審議するようになった趣旨について述べた。

総書記は、第8回党大会は革命発展の要求に即して党規約の一部の内容を修正、補足したと強調し、党規約の解説集を立派に作るのは党を組織的・思想的に強固にし、党組織の戦闘的機能と役割を強め、党員の党生活を強化する上で非常に重要な意義を持つと述べた。

また、党規約解説集は当然、党大会と党大会の間に党の全ての活動を組織、指導する党中央委員会の総会で決定されなければならないと言及し、今回党規約解説集を審議して下部に送れば各級党組織と党員がそれを深く研究し、全ての党活動と党生活を党規約上の規範の要求通りにのみすることを強調した。

総会は、党中央指導機関のメンバーが十分な事前研究を行ったことに基づいて、党規約解説集の草案を朝鮮労働党規約解説集にすることに関する決定を採択した。

総会は、第5の議案「組織問題」を審議し、党中央委員会政治局委員、委員候補を召還および補欠選挙した。

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ABOUTこの記事をかいた人

元記者。 過去に平壌特派員として駐在した経験あり。 当時、KEDOの軽水炉建設着工式で、「星条旗よ永遠なれ」をBGMとして意図的に流しながら薄ら笑いを浮かべていた韓国側スタッフに対し、一人怒りを覚えた事も。 朝鮮半島、アジア、世界に平和な未来が訪れんことを願う、朝鮮半島ウォッチャー。 現在も定期的に平壌を訪問している。